リーガ・エスパニョーラ2部第41節が4日に行われ、MF柴崎岳の所属するテネリフェと、DF鈴木大輔の所属するヒムナスティックが対戦した。柴崎は6試合連続の先発出場で、鈴木は2試合ぶりのベンチスタートとなった。
3位〜6位のチームによる昇格プレーオフ進出を狙う4位のテネリフェに対し、ヒムナスティックは降格圏一歩手前の18位で残留争いと、対照的なチームの対戦となった。
試合はスコアレスで折り返し、テネリフェは後半50分に柴崎が相手DFに囲まれながらも自らドリブルでペナルティエリア内右に切り込み、右足シュートを放つが、相手GKにセーブされる。
試合が動いたのは60分、ヒムナスティックが先制に成功する。エリア内左に抜け出したファン・デルガドが左足シュート。これは相手GKに弾き返されたが、ゴール前に走り込んだイケチュク・ウチェがこぼれ球を左足で押し込んで、先制点を奪った。
反撃したいテネリフェは75分、エリア手前右寄りのFKでスソが直接右足で狙うが、シュートは枠の上に外れる。81分にはエリア内右に抜け出したアマト・ディエディウが右足シュートを放つが、これも相手GKにセーブされた。
試合はこのままタイムアップ。ヒムナスティックが1-0で勝利を収め、16位に浮上して残留へ前進した。テネリフェは5試合ぶりの黒星で5位に転落し、今節での昇格プレーオフ進出を決めることはできなかった。なお、柴崎はフル出場したが、鈴木に出番はなく、日本人対決は実現しなかった。
11日に行われる最終節は、テネリフェがアウェイでサラゴサと、ヒムナスティックはホームでムルシアと対戦する。
【得点者】
0-1 60分 イケチュク・ウチェ(ヒムナスティック)
By サッカーキング編集部
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