スペイン国籍取得を目指すネイマール [写真]=fotopress/Getty Images
バルセロナは、同クラブに所属するブラジル代表FWネイマールのスペイン国籍取得を実現させたいようだ。6日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。
スペインとブラジルの二国間の協定では、スペインに2年半以上居住している市民は二重国籍を申請することが可能。ネイマールは2013年夏にバルセロナへ加入しており、この条件をクリアしている。同紙によると、バルセロナは2年前からネイマールのスペイン国籍取得に関する申請を行っているが、来シーズンの開幕までに承認を受けることを希望しているという。
同クラブは現在、ネイマールとウルグアイ代表FWルイス・スアレスの2名をEU圏外選手として抱えており、上限3名というリーガ・エスパニョーラの規定には違反していない。ただし、来シーズンに向けては、Bチームに所属するブラジル人DFマルロン・サントスのトップチーム昇格が濃厚となっているほか、今シーズンはスポルティング・ヒホンにレンタル移籍していたブラジル人DFドウグラスが復帰する可能性がある。そのため、“定員オーバー”を回避すべく、ネイマールのスペイン国籍取得の早期実現を目指したい考えのようだ。
また、ネイマールがEU圏内選手の扱いになると、バルセロナにとっては、新たな外国籍選手の獲得が容易になるというメリットもある。たとえば、同クラブが獲得を望んでいるとされるリヴァプール所属のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョはEU圏外選手だが、移籍に向けた障害が1つ取り除かれることになるというわけだ。
果たして、ネイマールが“スペイン人”になるというクラブの目論見は成功を収めるだろうか。
(記事/Footmedia)
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