母国復帰が噂されるコエントラン [写真]=Real Madrid via Getty Images
レアル・マドリードのポルトガル人DFファビオ・コエントランが来シーズン、母国のスポルティングでプレーすることになりそうだ。スペイン紙『アス』が12日に報じている。
レアル・マドリードの左サイドバックにはブラジル代表DFマルセロが君臨し、なかなか出場機会が得られなかったコエントラン。同紙によると、すでにレアル・マドリードはスポルティングとコエントランに関してほぼ合意しており、期間終了後の買い取りオプションが付いた1年間のローン移籍が決まっているという。
残すは給料の支払いについてだったが、350万ユーロ(約4億3000万円)とされるコエントランの給料の内、レアル・マドリード側が200万ユーロを払う意向を示したようだ。スポルティング側も100万ユーロを負担する構えで、同選手が50万ユーロの給料ダウンを受け入れるかが焦点になっている。同紙は、給料ダウンは問題ではないとし、来週には公式に発表されるだろうと報じた。
スポルティングを率いるジョルジュ・ジェズス監督は、レアル・マドリードに移籍する前に所属していたベンフィカ時代の恩師でもある。コエントランの友人ジョアン・エウセビオ氏も同紙にコメントを寄せ「ファビオは生き生きしているみたいだ。ポルトガルに戻れて幸せそうだよ。目がやる気に満ちていた」とこの移籍に太鼓判を押した。
コエントランは1988年生まれの29歳。当時のジョゼ・モウリーニョ監督のリクエストでベンフィカから推定3000万ユーロの移籍金でレアル・マドリードに加入。しかしけがやマルセロとの競争もあり、レアル・マドリードで過ごした5シーズンでリーグ戦の通算出場試合数は58試合に留まった。
昨シーズンは出場機会を求めてモナコにローン移籍したものの、右足太ももの重傷もあり、リーグ戦出場は15 試合のみだった。モナコから復帰した今シーズンもマルセロの牙城を崩せず、リーグ戦出場は3試合に終わっていた。
By サッカーキング編集部
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