今年5月に脱税で有罪判決を受けたメッシ [写真]=VCG via Getty Images
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、脱税によって科された21カ月の懲役の代わりに、罰金25万2000ユーロ(約3140万円)を支払うことになるようだ。スペイン検察当局が合意したと、スペインメディア『EFE』が23日に報じた。
メッシと父親のホルヘ・メッシ氏は今年5月、2007年から2009年までの3年間にわたって、計410万ユーロ(約5億円)の所得税を脱税したとして、スペインの最高裁判所から有罪判決を受けた。課税回避の目的で、肖像権収入を租税回避地(タックス・ヘイブン)の企業に譲渡したように見せかけ、不正な納税申告をしたと伝えられている。
だが、検察当局はメッシに前科がないことから、懲役を罰金に差し替えることで合意し、その旨を裁判所に通達したという。現在はバルセロナ裁判所に罰金への差し替えの判断が委ねられているようだ。
同裁判所により罰金処分が承認された場合、懲役21カ月を科されたメッシは25万2000ユーロ、懲役15カ月の父親は18万ユーロ(約2240万円)を支払うことになる模様。また、罰金への差し替えが認められない場合でも、2年以下の懲役刑のため、3年間の執行猶予がつき、メッシは収監を免れるようだ。
By サッカーキング編集部
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