プレーオフ決勝セカンドレグに先発出場した柴崎岳 [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ2部の昇格プレーオフ決勝セカンドレグが24日に行われ、ヘタフェとMF柴崎岳の所属するテネリフェが対戦した。プレーオフで1ゴール1アシストを記録している柴崎は、11試合連続の先発出場で左MFに入った。
ファーストレグで1-0の勝利を収め、8年ぶりの1部昇格に王手をかけたテネリフェ。しかし、敵地でのセカンドレグは思わぬスタートとなった。
開始9分、右CKでホルヘ・モリーナの落としを、アレハンドロ・ファウリンが左足ダイレクトで合わせて、ヘタフェが先制に成功。さらに12分には、右サイドでのパス交換から、エリア内右に進入したチュリが中央にマイナスの折り返し。ファーから遅れてエリア内に入ったダニ・パチェコがダイレクトで右足を振り抜き、ゴール左に決めた。
序盤に立て続けの失点を喫し、2戦合計で逆転を許したテネリフェ。だが、プレーオフで活躍を続ける柴崎が、2戦合計2-2の同点に戻すゴールを演出する。左サイドでパスを受けた柴崎は、素早く中央へ絶妙なグラウンダーのクロスを供給。これにゴール前ニアに走り込んだアントニー・ロサノが右足で合わせて、ゴールネットを揺らした。
怒涛の打ち合いは落ち着きを見せたが、試合は再び37分に動く。エリア内右に走り込んだモリーナが左足シュートを放つが、相手GKの好セーブに阻まれる。だが、こぼれ球をパチェコが右足シュートで押し込み、ヘタフェが再びリードを奪った。
2戦合計2-3で折り返したテネリフェは51分、柴崎を下げてアーロン・ニゲスを投入。だが、テネリフェはその後、なかなかチャンスを作ることができず、62分にも主将のスソに代えてタイロン・デル・ピノを送り出すが、ゴールが遠い状況は変わらない。
86分、テネリフェはタイロンがエリア内左から鋭い折り返しを入れると、GKに弾かれたボールをアマト・ディエディウが受け、オーバーヘッドキックで狙うが、シュートは枠の右に外れた。
試合はこのままタイムアップを迎え、テネリフェは1-3で敗戦。2戦合計2-3と逆転を許し、あと一歩のところで8年ぶりの1部昇格を逃した。一方、逆転勝利を収めたヘタフェは1年での1部復帰を決めた。
【スコア】
ヘタフェ 3-1(2試合合計:3-2) テネリフェ
【得点者】
1-0 9分 アレハンドロ・ファウリン(ヘタフェ)
2-0 12分 ダニ・パチェコ(ヘタフェ)
2-1 17分 アントニー・ロサノ(テネリフェ)
3-1 37分 ダニ・パチェコ(ヘタフェ)
By サッカーキング編集部
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