アトレティコ・マドリードを率いるシメオネ監督 [写真]=Getty Images
アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、同クラブの指揮官としての歴代最長在任記録を樹立することになるようだ。スペイン紙『アス』が23日に報じている。
現在47歳のシメオネ監督は、2011年12月23日にアトレティコ・マドリードの指揮官に就任。そのシーズンにUEFAヨーロッパリーグ優勝を達成すると、2012-13シーズンはUEFAスーパーカップとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制覇。13-14シーズンにはバルセロナ、レアル・マドリードを抑えて18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げるなど、アトレティコ・マドリードを屈指の強豪へと育てあげた。
同紙によると、シメオネ監督は23日時点で、在任期間がクラブ歴代2位の「2009日」になったという。同監督は2018年6月末まで契約を残しており、辞任や解任がなければ、来月27日で1940年から1946年まで同クラブを率いた元スペイン代表GKリカルド・サモラ氏が持つ歴代最長記録「2036日」を塗り替えることになるようだ。
なお、シメオネ監督は、欧州主要リーグの現役監督のなかで3番目に長い在任期間を誇る。トップはアーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督で「7570日」。そして、リーグ・アンのアンジェを率いるステファン・ムーラン監督が「2193日」で続いている。
また、シメオネ監督は約5年半の在任期間中に、アトレティコ・マドリードで319試合指揮を執り、199勝66分け54敗を記録。勝率62.4パーセントは、サモラ氏の勝率49.1パーセントを大きく上回り、その他の歴代監督と比較しても群を抜いたものであるという。
来シーズンは、ワンダ・メトロポリターノに本拠地を移転するアトレティコ・マドリード。前人未到の長期政権を築くシメオネ監督のもとで、新たな歴史の1ページを刻むことができるだろうか。
(記事/Footmedia)
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