バルセロナとアルゼンチン代表で数々の記録を打ち立てているメッシ [写真]=Getty Images
先日、30歳の誕生日を迎えたリオネル・メッシ。フットボール界の生ける伝説として、バルセロナとアルゼンチン代表において記録という記録を塗り替え続けている。
そこで今回は、イギリスのサッカー情報サイト『Squawka』による「メッシがまだ成し遂げていない10の記録」を紹介する。
その1:バルセロナでの最多試合出場
2004年に10代でバルセロナデビューを果たしたメッシ。これまで583試合に出場しているが、これはまだクラブ歴代4位の数字だ。
歴代1位は元スペイン代表MFシャビの767試合、2位はスペイン代表MFアンドレス・イニエスタの630試合、3位は元スペイン代表DFカルレス・プジョルで593試合だ。イニエスタが現在もバルセロナでプレーしていることから、メッシが記録を塗り替えるにはしばらく待つ必要があるかもしれない。
その2:コパ・デル・レイでのバルセロナ史上最多得点
近い将来、この記録はメッシが楽に達成できるように思える。
現在の記録は元スペイン代表MFジョゼップ・サミティエール氏が持つ65ゴールだ。彼は1919年から1932年までバルセロナでプレーした選手(その後はレアル・マドリーにも所属)。
メッシの国王杯での通算得点数は44で、あと21ゴール足りない。とはいえ、過去4シーズンは5ゴールずつ決めているので、記録を抜くまでにはそれほどかからないかもしれない。
その3:アルゼンチン代表での最多出場
メッシはすでにアルゼンチン代表で最多得点記録を樹立している。そして、最多出場記録保持者になることも目指しているところだ。
現在のキャップ数は118で歴代3位。歴代最多は、すでに引退しているハビエル・サネッティ氏の143試合だ。136試合で2位につけているのは、バルサで同僚のハビエル・マスチェラーノ。
その4:アルゼンチン代表におけるワールドカップでの最多得点
その能力を考えるとやや驚きだが、メッシはW杯本大会では14試合で5ゴールしか決めていない。
同国の最多記録は、ガブリエル・バティストゥータ氏の通算10ゴールだ。メッシが追いつくための時間はまだあるが、アルゼンチン代表は2018 FIFAワールドカップロシアの出場権をまだ確保できていない。
その5:チャンピオンズリーグでの最多得点
キャリアのほとんどにおいて、クリスティアーノ・ロナウドと競い合ってきたメッシ。チャンピオンズリーグ(CL)での通算得点では、C・ロナウドが現在首位に立っている。
エリートクラブが競うこの大会で、C・ロナウドは圧巻の105ゴールを記録。一方のメッシは94得点だ。
その6:欧州6大リーグでの通算得点
C・ロナウドがメッシを上回っているもうひとつの記録がこれだ。
C・ロナウドはスペインに来るまでにポルトガルとイングランドでプレーしており、その通算得点は372。一方のメッシは349ゴールだ。
その7:リーガ・エスパニョーラでの最多ハットトリック
ハットトリック達成はほとんどの選手にとっては、かなり稀なことだ。だが、メッシにとっては日常茶飯事であり、すでにリーガで26度も達成。
しかし、ここでもC・ロナウドの後塵を拝している。宿敵レアル・マドリードのエースは通算32度のハットトリックをマークしているのだ。
その8:リーガでのホーム戦連続得点
リーガで数多くの得点記録を持っているメッシだが、とり逃がしている記録のひとつがこれだ。
バルセロナの先輩でもある元スペイン代表FWマリアーノ・マルティンが、1942年から43年にホームで18試合連続得点を記録している。これはメッシのみならず、どんな選手にとっても超えるのが難しいものだろう。
その9:バルサの選手としてCL決勝最多出場
メッシはバルセロナにおいて2009、2011、2015年のCL決勝に出場している。ただ、当時まだ18歳だった2006年のアーセナル戦には出場せず。最多記録はイニエスタの4度出場だ。
その10:エル・クラシコでの最多出場
メッシはすでにクラシコでの歴代最多得点記録を樹立している。レアル・マドリード相手にリーガでは16ゴール、公式戦通算では23得点を決めているのだ。
だが、最多出場記録はまだ破れていない。それを持っているのは元レアル・マドリードDFマノロ・サンチース氏で、通算43試合に出場。現時点でメッシはセルヒオ・ラモスと同じく34試合に出場している。
(記事提供:Qoly)
By Qoly