アトレティコ移籍が有力視されているセビージャのビトーロ [写真]=Getty Images
セビージャに所属するスペイン代表FWビトーロが、アトレティコ・マドリードへ移籍する可能性が高まっている。同選手はアトレティコ・マドリードへ完全移籍で加入した後、年内はラス・パルマスでプレーすることになるようだ。セビージャの地元紙『ディアリオ・デ・セビージャ』やスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が10日に報じている。
報道によると、アトレティコ・マドリードは今夏の移籍市場における補強のメインターゲットとして、チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタとともにビトーロの名前を挙げているという。18歳以下の選手に関する登録違反によって今夏の補強禁止処分を科されているアトレティコ・マドリードは、処分期間中に獲得した選手の登録は来年1月まで待たなければならないが、ビトーロについては解決策を見出したという。
『ムンド・デポルティーボ』によれば、アトレティコ・マドリードはビトーロをセビージャからの完全移籍で獲得した後、2017年内はラス・パルマスへレンタル移籍で加入させるという。そして年明け、アトレティコ・マドリードでの選手登録が可能となったタイミングで同選手を復帰させる計画となっているようだ。
上記の計画が実行された場合、ビトーロは新シーズンの前半戦のみ、ラス・パルマスでプレーすることとなる。同クラブのミゲル・アンヘル・ラミレス会長は期限限定での獲得に前向きな姿勢を示しているようで、「来週の木曜日か金曜日には(移籍を)発表したい」とコメントしているようだ。
ビトーロは1989年生まれの27歳。昨シーズン開幕後に契約延長を発表し、リーガ・エスパニョーラでは30試合出場6ゴールを記録した。昨年のユーロ2016ではスペイン代表入りを逃したものの、9月以降の2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選では常に招集メンバーに名を連ねている。
By サッカーキング編集部
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