2012年には6人ものレアル選手を顧客として抱えていたメンデス氏だが、現在はC・ロナウドのみとなっている [写真]=Getty Images
レアル・マドリードがポルトガル人代理人ジョルジュ・メンデス氏との関係を絶つことを画策しているようだ。12日付でイギリス紙『サン』が報じた。
イタリア人代理人ミーノ・ライオラ氏と並び、サッカー界で最も影響力のある代理人として名を馳せているメンデス氏。
そんな“敏腕”代理人とレアルの関係は深く、これまで現パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、現ベジクタシュのポルトガル代表DFぺぺ、現スポルティング・リスボンのポルトガル代表DFファビオ・コエントラン、現バイエルンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、現上海上港の元ポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョ、そして現在もレアルでプレーするポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドなど、ポルトガル人選手を中心に多くのトッププレーヤーをクラブに加入させていた。
しかし、前述の通り、現在レアルでプレーするのは先日、退団騒動で世間を騒がせたC・ロナウドのみとなっている。そういった状況を鑑みて、同紙は「レアルはメンデスとの関係断絶を望んでいる」と報じたようだ。
近年、サッカー界における代理人の存在感は年々強まってきており、選手の移籍金から莫大な手数料を徴収していることが問題になっている。そういった環境を少しでも早く脱したいレアル側はメンデス氏との“関係断絶”を選択したと同紙は伝えた。
実際に、今夏レアルはぺぺ、コエントラン、ハメスといったメンデス氏の顧客である選手たちをレンタル移籍を含み、次々と放出。代わりにU-20フランス代表DFテオ・エルナンデスといった若手有望株の獲得を発表した。
レアルの“脱・メンデス”への道は着々と進んでいる、と同紙は締めくくった。
By サッカーキング編集部
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