デコ氏とプジョル氏(右)がセメド(左)の活躍に太鼓判 [写真]=Anadolu Agency/Getty Images、Getty Images
かつてバルセロナで活躍した元ポルトガル代表MFデコ氏と、元スペイン代表DFカルレス・プジョル氏が、同クラブへの移籍合意が発表されたポルトガル代表DFネルソン・セネドの能力に太鼓判を押している。14日付のスペイン紙『マルカ』が報じた。
バルセロナは13日、ベンフィカに所属するセメドの獲得でクラブ間合意に達したと発表。アーセナルに所属するスペイン代表DFエクトル・ベジェリンの獲得を目指していると伝えられていたバルセロナだが、同ポジションを務めるセメドを新戦力として補強した。
ベジェリンという“本命”を獲得し損ねたというイメージも拭えないが、デコ氏とプジョル氏は23歳の快速サイドバックへ賛辞を惜しまない。両氏は現在、ロンドンで開催中の各国代表OBチームによる6人制のサッカー大会「スター・シクシーズ」に出場している。
2004年から4年間にわたってバルセロナに在籍したデコ氏は、「彼は私の好きな選手だ。優れたサイドバックであり、良い選手なんだ」と同胞のセメドを称賛。さらに「ダニエウ・アウヴェスの退団後、バルセロナは“右サイドバック問題”の解決策を探し続けていたし、セメドは良い選択だと言えるよ」と続け、古巣の補強策を高く評価した。
一方、セメドと同じ右サイドバックでプレーしていた時期もあるプジョル氏も、「彼のプレーを多く見たわけではない」と前置きしながらも、「クオリティーが高く、運動量も豊富なサイドバックだ」と好意的なコメントを残した。
なお『マルカ』によると、セメド獲得に要する移籍金は3000万ユーロ(約38億7000万円)にインセンティブを加えた3500万ユーロ(約45億3000万円)になる模様。2008年にバルセロナがセビージャからD・アウヴェスを獲得した際に支払った移籍金3600万ユーロに続き、DFとしてはクラブ史上2番目の高額となるようだ。
果たして、セメドは周囲の大きな期待に応える活躍を披露することができるだろうか。
(記事/Footmedia)
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