バルセロナに別れを告げ、パリ・サンジェルマンへ移籍を決断したと報じられているブラジル代表FWネイマール。このブラジル人スーパースターはバルセロナと新天地の狭間で悩み続けているだろう。そんなネイマールにとってバルセロナに残留する5つのメリットを紹介する。
1.地中海の温暖な気候
多くのブラジル出身選手がそうであるように、ネイマールにとっても温暖な気候、眩しい太陽、ビーチは快適な生活を送るための大切な要素であることは想像に難くない。バルセロナにはすべて揃っている。逆にパリにはそのすべてが欠けている。天気は不安定で曇りの日が多く、冬の寒さは特に厳しい。
2.完成された生活空間
バルセロナの高級地区ペドラルベスに居を構えるネイマールは、プール、庭、そしてディスコをつくるなど時間をかけて豪邸を自分好みに仕上げていった。最近では自宅のガレージに300平米のトレーニングジムを設置したともいわれている。
3.親友たちもバルセロナに定住
ネイマールには「トイス」と呼ばれる親友たちが存在する。バルサに入団して以来、トイスらも語学学校でスペイン語も習得するなどバルセロナの生活に順応している。バルセロナを去った場合、新たな言語の習得が必須となってしまう。
4.パリでの交通事情
バルセロナでは、渋滞の激しい市街地を通らずにネイマールは車を5分ほど走らせれば本拠地カンプ・ノウに着く。日々トレーニングをする練習施設にも10分程度で着ける理想的な場所に住んでいる。ところがパリでは郊外に住居を探す必要があり、必然的に中心地に漂うモダンでお洒落な雰囲気からも遠ざかってしまうことになる。市街地に住居を探した場合、激しい渋滞に日々悩まされることになるだろう。
5.メッシとの成長
やはりバルセロナに残留する1番のメリットはフットボール選手としての側面にある。ネイマールはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのすぐ近くで成長することができ、メッシが引退した後はバロンドールの有力な候補となることは間違いない。
これらのメリットはネイマールがバルセロナに踏みとどまる要素となるだろう。ただ、新チームへの適応やスペインよりもレベルが高いとは言い難いフランスリーグ移籍をした場合、吉とでるか凶とでるか…。現時点では未知数である。
(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版)