ジネディーヌ・ジダン監督の次男であるフランス人GKルカ・ジダンが、レアル・マドリード・カスティージャ(同クラブのBチーム)での試合中に父親譲りのテクニックを見せたとして話題になっている。10日付のスペイン紙『マルカ』が伝えた。
今年8月に行われたMLS(メジャーリーグサッカー)オールスターとのプレシーズンマッチでトップチームデビューを果たした19歳のルカは、今シーズンから正式にトップチーム昇格を果たした。ただし、スペイン3部リーグで戦うレアル・マドリード・カスティージャでもプレーしており、そこで華麗な足技を披露したようだ。
10日に行われたデポルティーボ・ファブリル(同クラブのBチーム)とのリーグ戦に先発出場したルカは、前半22分に自陣エリア内でバックパスを受けると、プレスにきた相手選手を“ダブルタッチ”でかわし、チームメイトへと難なくパスを繋いでみせた。コロッケを作る時の空気を抜く所作に似ていることから、スペイン語で「ラ・クロケタ(コロッケの意)」と呼ばれるこのテクニックで会場を沸かせたという。
ジダン四兄弟では唯一のGKでありながら、圧巻のスキルで度々話題をさらってきたルカは、改めてその才能を見せつけた格好だ。しかし、“本業”の守備では貢献できず、チームは試合開始から18分間で3失点を喫し、0-3で敗れている。
結果に繋がる仕事はできなかったルカだったが、父親譲りのテクニックをトップチームでも披露する瞬間が訪れるのか。ファンならずとも、これからの成長に期待したいところだ。
(記事/Footmedia)