クラブW杯でゴールデンボールを受賞したモドリッチ [写真]=FIFA via Getty Images
2018 FIFAクラブワールドカップ UAEで史上初の連覇を達成したレアル・マドリード。大会MVPに相当するゴールデンボールを受賞したクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、母国紙『Sportske Novosti』でのインタビューで喜びを語った。
リーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグ(CL)、そしてクラブW杯を制したレアル・マドリード。スペイン、欧州、世界王者に輝いた2017年を振り返り、モドリッチは「チームにとっても自分にとっても、最高の1年になった」と喜びを語った。チームメイトとともに大会連覇を果たせたことへの充実感を表した。
「2017年はチームにとって素晴らしい1年だった。また1つ、トロフィーを加えることができたね。とても興奮している。個人的な受賞もそうだけど、皆で再び世界タイトルを取れたことが何よりも嬉しいね。自分たちが成し遂げたことの重要さはまだ実感できていない。でもいずれ時が来れば、どれほどの偉業だったのか分かるようになるだろう」
今回のクラブW杯では、準決勝のアル・ジャジーラ戦でも決勝のグレミオ戦でも抜群の存在感を見せたモドリッチ。大会MVPに選ばれたことへの満足感を示しながら、今後も変わらぬ姿勢で取り組んでいくとの意思を示した。
「今年は個人的にもキャリア屈指の1年になった。これまでの全ての努力や献身が報われた。自分の仕事が周囲の人に認めてもらえることは光栄であり、誇りに包まれた気分になる。これからもレアル・マドリードのために全てを捧げ、トロフィーを獲得し続けていきたいね」
前評判通り、クラブW杯を制覇したレアル・マドリード。だが、今大会への出場により消化が1試合遅れたリーガ・エスパニョーラでは、首位バルセロナから勝ち点差「11」の4位に甘んじている。それゆえ、23日に迫った直接対決“エル・クラシコ”では本拠地サンティアゴ・ベルナベウで宿敵を撃破し、モドリッチが心の底から“最高の1年”と言えるよう、2017年を締めくくりたいところだ。
文=北村敦