リーガ・エスパニョーラ第27節が3日に行われ、レアル・マドリードとMF柴崎岳が所属するヘタフェが対戦した。柴崎は2試合連続のベンチスタートとなった。
試合はレアルが24分に先制する。カリム・ベンゼマがエリア内右からクロスを送ると、イスコの競り合ったこぼれ球を、中央フリーのギャレス・ベイルが左足でゴール右に突き刺し、先制点を決めた。
さらに前半アディショナルタイム1分、ベンゼマのスルーパスでエリア内右に抜け出したクリスティアーノ・ロナウドが、戻ったDF2人を冷静にかわして左足を振り抜き、シュートをゴール左隅に沈めた。レアルが2点リードで前半を折り返す。
後半開始直後の47分、ロイク・レミーがナチョ・フェルナンデスへのファールで2枚目のイエローカードを受けて退場となり、ヘタフェは数的不利を強いられる。59分、セルヒオ・モラを下げて、柴崎を投入。柴崎は2016年12月のFIFAクラブワールドカップ決勝の2ゴールで世界を驚かせて以来のレアル戦となった。
ヘタフェは64分、エリア内右に抜け出したホルヘ・モリーナがナチョに倒されてPKを獲得。65分、キッカーのフランシスコ・ポルティージョが真ん中に蹴り込んで1点を返した。
1点差とされたレアルは直後の65分にテオ・エルナンデスに代えてマルセロを投入。67分、4試合ぶりにケガから復帰したマルセロのクロスからC・ロナウドがヘディングシュートを叩き込むが、オフサイドの判定でノーゴール。69分にもダニエル・カルバハルのクロスに、中央のC・ロナウドが右足で合わせるが、これは相手GKの好セーブに阻まれた。
それでも78分、左サイドのマルセロがクロスを送り、中央でC・ロナウドが頭で合わせ、同じ形でネットを揺らすと、今度は得点が認められ、レアルが再びリードを2点に戻す。直後にはC・ロナウドとマルコス・ジョレンテを下げて、マルコ・アセンシオとマテオ・コヴァチッチを送り出した。
試合はこのままタイムアップを迎え、ホームのレアルが3-1で勝利。なお、柴崎は59分から途中出場したが、クラブW杯に続く“2戦連発”とはならなかった。
ヘタフェは次節、10日にホームでレバンテと対戦。レアルは6日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグのパリ・サンジェルマン戦をはさみ、10日に第28節でMF乾貴士が所属するエイバルとアウェイゲームに臨む。
【スコア】
レアル・マドリード 3-1 ヘタフェ
【得点者】
1-0 24分 ギャレス・ベイル(レアル)
2-0 45+1分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル)
2-1 65分 フランシスコ・ポルティージョ(PK)(ヘタフェ)
3-1 78分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル)