レアル・マドリードからユヴェントスへ移籍したC・ロナウド [写真]=Getty Images
レアル・マドリードは直近5シーズンで4度、チャンピオンズリーグ(CL)を制覇した。この5年はフットボール史においてどう記憶されるのか。「レアル・マドリードの黄金期」か、それとも「クリスティアーノ・ロナウドがいたレアル・マドリードの黄金期」か。
7月10日にC・ロナウドのユヴェントスへの移籍が決まった。移籍金は1億ユーロ(約131億円)だった。2009年に24歳で当時の移籍金史上最高となる9400万ユーロ(約123億円)で入団したC・ロナウドは、33歳にして自分の獲得費用以上のお金をクラブに残し、退団した。その額は、7500万ユーロ(約98億円)でマンチェスター・Uに買われたアンヘル・ディ・マリア(現パリ・サンジェルマン)を抜き、クラブ史上最も高い売却額だった。
それも当然だ。ポルトガル人ストライカーは、レアル・マドリードで文句のつけようがない結果を残した。438試合450得点、1試合平均1.03ゴール。ラウール・ゴンザレス(741試合323得点)、アルフレッド・ディ・ステファノ(396試合307得点)を大きく引き離し、クラブ最多得点者である。また9シーズンでCL優勝4回、リーガ・エスパニョーラ優勝2回などビッグタイトルをもたらし、個人としてもその間にバロンドールを4度受賞した。
クラブ史において、最も偉大な選手であることに疑いの余地はない。しかし、そんな彼でさえジネディーヌ・ジダンを除く他のレジェンドたち同様に、裏口から押し出されるようにクラブを退団しなければならなかったと地元メディアは報じた。確かに退団の会見はなかった。シーズン終了前に移籍が決まっていなかったとはいえ、このままでは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでマドリディスタに直接お別れを言う機会もなさそうだ。昨シーズン限りでバルセロナを退団したアンドレス・イニエスタやアトレティコ・マドリードを退団したフェルナンド・トーレスに対するクラブとサポーターからの扱いと比較すると、その違いは明白だ。移籍金が支払われたとはいえ、喧嘩別れに近い印象を覚える。
バロンドーラーが、これまでにも何度も退団を示唆したように、クラブの待遇に不満を持っていたのは事実だろう。地元メディアはC・ロナウドがレアル・マドリードとの決別を選んだ理由を次のように推測する。
・バロンドールを獲得しているのに給与はメッシ、さらにはネイマールよりも低かった。
・脱税疑惑で、政治的な意味合いでもクラブの十分なサポートがなかった。
・自分がいるにもかかわらず、ネイマールの移籍話が何度もメディアを賑わせる。
・これだけゴールを決めていても、サンティアゴ・ベルナベウでは失敗すればすぐにブーイングされる。
一方、フロレンティーノ・ペレス会長が売却を認めた動機はこう予測されている。
・度重なる給与アップの要求。
・退団を示唆するなど、クラブへの態度。
その上で退団を決定的にしたのが、CL3連覇を決めた直後のキエフでの退団発言と、同僚とタイトルを祝おうとしないその姿勢だったと言われている。
また、レアル・マドリードは、ユヴェントス同じ給与額3000万ユーロ(約39億円)で契約延長を打診していたが、C・ロナウドはイタリアのクラブを選択したとも報道されている。
いずれにせよ、レアル・マドリードとC・ロナウドは決別し、今シーズンから別々の道を歩む事実は変わらない。退団が決まってから首都のメディアは、ポルトガル人の代役に多くの名前を挙げている。
ネイマール、キリアン・ムバッペ、ハリー・ケイン、エデン・アザール、パウロ・ディバラ、モハメド・サラーと今をときめくスターばかりだ。だが、彼らは必ずこう評される。「高額な獲得費用を要する一方、どの選手もC・ロナウドのようにシーズン平均で50ゴールを奪うような選手ではない」。
このようにレアル・マドリードにとって、やはりC・ロナウドの代役はいないという意見が多く、負傷の多いギャレス・ベイルや得点が少ないカリム・ベンゼマにその代わりを期待する声は意外なほど聞こえてこない。
その一方で、こんな意見もよく聞く。「ユヴェントスにはセルヒオ・ラモス、ルカ・モドリッチ、イスコほどのクオリティの高い同僚はおらず、C・ロナウドがレアル・マドリード在籍時のように多くの得点を決めることは難しいだろう」。
レアル・マドリードとC・ロナウド、ユヴェントスへの移籍でどちらがより多くのものを失ったのだろうか。
文=座間健司
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By サッカーキング編集部
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