休暇を短縮してチームに合流するテア・シュテーゲン [写真]=Getty Images
バルセロナの守護神であるドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが、休暇を短縮してチームに合流することが明らかになった。
プレシーズン恒例の大会として定着したインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)2018に出場するため、24日にアメリカへと出発したバルセロナ。このツアーには2018 FIFAワールドカップ ロシア(W杯)に出場した選手は含まれていない。
従ってメンバーの顔触れは、スペイン代表から外れたMFセルジ・ロベルトやFWパコ・アルカセル、ポルトガル代表から外れたDFネルソン・セメドやMFアンドレ・ゴメス、W杯出場を逃したオランダ代表のGKヤスパー・シレッセンなどを筆頭とするトップチーム15選手に、カンテラの13選手を加えた陣容となっている。
だが、当初はこのツアーに参加する予定がなかったテア・シュテーゲンが、休暇を一部返上してチームに加わることになったという。ドイツ代表としてW杯に参加したテア・シュテーゲンだが、正守護神にはバイエルンのGKマヌエル・ノイアーが座ったため出場機会がなく、そのうえ連覇を目指したチームがグループステージでよもやの敗退を喫したため、プレーしたくて仕方ないほど体力が有り余っているようだ。
なお、ICCでは3試合に臨むバルセロナは、28日にトッテナム、31日にローマ、8月4日にミランとそれぞれ対戦する。近日中にアメリカへと出発するテア・シュテーゲンは、カリフォルニア州パサデナのローズボールで行われる第1戦には間に合わないものの、テキサス州アーリントンのAT &Tスタジアムで行われる第2戦およびカリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで行われる第3戦には出場可能とみられている。
ICCでは今夏の移籍市場で獲得した新戦力のデビューにも期待が掛かるバルセロナ。グレミオから獲得した元U−20ブラジル代表MFアルトゥールおよびセビージャから獲得したU−21フランス代表DFクレマン・ラングレは、トッテナムとの第1戦からの出場が見込まれている。また、24日にボルドーから獲得したばかりのU−20ブラジル代表FWマルコムも直接アメリカに向かう予定となっており、早速お披露目される可能性もありそうだ。
文=北村敦