[写真]=Getty Images
イングランド、イタリア、スペインをはじめとする各リーグが開幕し、欧州サッカー新シーズンが本格的にスタートした。今年も開幕前には多くの移籍が話題の中心となり、オフシーズンを盛り上げた。中でもサッカーファンに最も大きな衝撃を与えたのは、クリスティアーノ・ロナウドのユヴェントス入団だろう。悲願のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を狙うユヴェントスは、レアル・マドリードで3連覇を達成した絶対的エースを悲願達成へのラストピースとして迎え入れた。
一方、C・ロナウドを引き抜かれたレアルの心中は穏やかじゃない。5月にはジネディーヌ・ジダン前監督が退団を発表。フレン・ロペテギが新監督に就任したが、一時代を築いた2人のビッグネームが退団したことで、レアルはチーム再建が急務となった。
すると、ロシアW杯でベストヤングプレーヤー賞を受賞したキリアン・ムバッペ、“ベルギーの至宝”エデン・アザール、レンタルで放出したハメス・ロドリゲス……。C・ロナウドの穴を埋めるため各国の“10番”獲得の噂が後を絶たなかった。中でも一際騒がれたのが、ネイマール獲得の噂だ。知っての通り、ネイマールはかつてバルセロナでプレーした選手。昨夏、約290億円もの移籍金でパリ・サンジェルマン(PSG)へ加入したが、レアルの絶対的ライバルチームへ“禁断の移籍”の可能性が浮上した。
一時はレアルがネイマールへのオファーを否定する声明を発表したが、今月17日にはイギリス紙『エクスプレス』が「レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、ネイマールの獲得費用として3億ユーロ(約379億)に及ぶ巨額資金を用意している」と報じた。さらに、PSGは欧州サッカー連盟制定のファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反が指摘され、違反の制裁を受けた場合は高額で獲得した選手らの売却が必要になるという。
8月31日のラ・リーガ移籍市場閉幕まで残り数日。サッカー界の二大巨塔を股に掛けたビッグディールは実現するのか? 大きな注目が集まっている。そこで今回は、過去にバルセロナ、レアル・マドリード両クラブでプレーした経験を持つ選手11人の選手をおさらいする。
写真=ゲッティイメージズ
リカルド・サモラ
バルセロナ:1919~1922年
レアル・マドリード:1930~1936年
愛称は“エル・ディビーノ(神聖なる男)”。第二次世界大戦前に活躍したスペインの伝説的ゴールキーパー。ラ・リーガの年間最優秀GK賞(1試合平均最少失点GK賞)は「サモラ賞」でお馴染みだ。1930年にレアル・マドリードへ移籍した際は、スペインでは大きな騒ぎとなり、カタルーニャのマスコミからは裏切り者扱いを受けた。
ベルント・シュスター
バルセロナ:1980~1988年
レアル・マドリード:1988~1990年
その出で立ちと華麗なプレーから“ブロンダー・エンゲル(金髪の天使)”と呼ばれた名手。1980年にバルセロナに入団し、8シーズンに渡りプレーした。1988年にレアル・マドリードへ“禁断の移籍”を果たすと、移籍1年目からリーグ連覇に貢献。さらに今度は、レアルと同じホームタウンのアトレティコ・マドリードに移籍するなど、スペイン国内のライバルチームを渡り歩いた。1997年に現役を引退し、指導者の道へ。2007年にはレアル・マドリーの監督に就任すると、チームをリーグ優勝に導いた。
ミカエル・ラウドルップ
バルセロナ:1989~1994年
レアル・マドリード:1994~1996年
引退後にはデンマークサッカー協会から「史上最高のデンマーク人選手」に選出されるなど、1980年代から1990年代を代表する選手の1人。1989年にバルセロナに加入。1991-92シーズンにはチーム初のCL優勝を成し遂げた。1994年にレアル・マドリードへ移籍すると、リーグ優勝に貢献。1996年にはレアル・マドリードからヴィッセル神戸へ移籍し、Jリーグでもプレーした。
ロベルト・プロシネツキ
レアル・マドリード:1991~1994年
バルセロナ:1996~1997年
レッドスター在籍時の1991年、UEFAチャンピオンズカップ(現・チャンピオンズリーグ)で優勝を達成し、同年にレアル・マドリードへ移籍した。10番を任されるなど期待を集めたが、故障が続き実力を発揮できず、レアル・オビエドへ移籍。そこで本来の調子を取り戻すと1996年にバルセロナに移籍した。
ゲオルゲ・ハジ
レアル・マドリード:1990~1992年
バルセロナ:1994~1996年
「ルーマニア史上最高の10番」と称され、“カルパチアのマラドーナ”の愛称で親しまれたテクニシャン。左足から繰り出される正確なパスやドリブルを武器に多くのチャンスを演出した。1990年に母国のルーマニアからレアル・マドリードに移籍した。その後、ブレシアで2シーズンプレーし、1994年にバルセロナへ移籍。フリスト・ストイチコフやロマーリオとともに“ドリームチーム”を結成した。
アルベルト・セラーデス
バルセロナ:1995~1999年
レアル・マドリード:2000~2005年
バルセロナで生まれで、少年時代はバルセロナの下部組織でプレー。1995年にトップチームデビューを果たした。1997-98シーズン、リーグ戦36試合に出場し、チーム3年ぶりのリーグ優勝に貢献した。しかし、翌シーズンから出場機会が激減し、1999年にセルタへ移籍した。同クラブで再び出場機会を得ると、翌2000年、レアル・マドリードへ移籍を果たした。4シーズン在籍し、2001-02シーズンにはCL優勝を経験。現在はスペインU-21代表監督を務めている。
ルイス・エンリケ
レアル・マドリード:1991~1996年
バルセロナ:1996~2004年
1989年に地元のスポルティング・ヒホンでプロデビューを飾ると、1991年にレアル・マドリードへ移籍。中盤のダイナモとしてリーグ優勝に貢献した。しかし、自身の起用法などを巡り首脳陣と対立すると、1996年にバルセロナへと移籍した。同クラブでもキャプテンを務めるなど活躍し、チームのリーグ連覇を達成した。引退後はローマやセルタなどの監督を務め、2014年からはバルセロナの指揮官に就任。初年度から“三冠”を達成するなど結果を残した。現在はスペイン代表監督を務めている。
ルイス・フィーゴ
バルセロナ:1995~2000年
レアル・マドリード:2000~2005年
1995年にバルセロナへ入団すると、リヴァウドやルイス・エンリケらとともに、数多くのタイトルを獲得した。しかし、2000年にレアル・マドリーへ“禁断の移籍”を果たすと状況は一変。「守銭奴」と呼ばれ、バルササポーターから多くの非難を浴びた。カンプ・ノウで行われたクラシコでは、コーナーキックに向かうフィーゴに対してゴミや豚の頭が投げ入れられ、試合が約10分間中断する事件も起こった。
ロナウド
バルセロナ:1996~1997年
レアル・マドリード:2002~2007年
PSVでの大活躍が認められ、1996年にバルセロナへ移籍。フィーゴやエンリケらの強力なアシストを受け、1年目からリーグ戦37試合34得点を記録した。その後はインテルで5シーズンプレーした後、2002年にレアル・マドリーへと移籍。デイヴィッド・ベッカム、ジネディーヌ・ジダン、ラウール・ゴンサレス、フィーゴらも集結した超豪華な面々は“銀河系軍団”と呼ばれた。
サミュエル・エトー
レアル・マドリード:1998~1999年、1999~2000年
バルセロナ:2004~2009年
16歳でレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)と契約。しかし、なかなか出場機会をつかめず、レガネスやマジョルカへレンタル移籍しプレーした。2002年にマジョルカをコパ・デル・レイ優勝に導くなど活躍すると、2004年にはバルセロナへとステップアップを果たす。その後は2度のCL優勝に貢献するなど、同クラブで一時代を築いた。
ハビエル・サビオラ
レアル・マドリード:2007~2009年
バルセロナ:2001~2004年、2004~2007年
2001年のワールドユースで得点王とMVPを獲得した活躍がスカウトの目に留まり、同年にバルセロナに入団。パトリック・クライファート、リバウドと共にトリデンテを結成し、3シーズン連続で二桁得点を記録した。ところが、ロナウジーニョ、エトー、リオネル・メッシが台頭すると、監督の構想外に。モナコやセビージャへのレンタル移籍を経て、2007年にレアル・マドリードへ移籍した。
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By サッカーキング編集部
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