モナコのアンリ監督、アトレティコの強さに脱帽「CLで優勝できるよ」

　チャンピオンズリーグ（CL）・グループステージ第5節が28日に行われ、モナコはアトレティコ・マドリードとのアウェイゲームを戦い、0－2で敗れた。試合後、モナコのティエリ・アンリ監督はアトレティコ・マドリードを絶賛している。スペイン紙『マルカ』が伝えた。

　モナコはこの試合、開始2分で先制を許すと、24分にも追加点を献上してしまう。試合終盤にはPKのチャンスを得たが、これをコロンビア代表FWラダメル・ファルカオが失敗。敵地で4敗目を喫し、最下位でのグループステージ敗退が確定した。一方のアトレティコ・マドリードは4勝目を挙げ、決勝トーナメント進出を決めている。差を見せつけられる形となったアンリ監督は、相手への賛辞を惜しまなかった。

「アトレティコ・マドリードはCLで優勝できるよ。なぜできないと言うんだい？　彼らは以前、2回も準優勝となっている。今日私が見たチームと監督なら、優勝できるさ。（今大会の）決勝は彼らの本拠地で行われるけれど、あなた方はユヴェントスやバルセロナ、レアル・マドリードについて尋ねてくるだろう。でも、CLのタイトルを勝ち取れるチームはたくさんあるし、アトレティコ・マドリードだって可能だ」

「（ディエゴ・シメオネ監督から）学ぶべきことが私にはたくさんある。シメオネのチームは、いつも通りのプレーをしていた。相手は2－0で勝っていたけれど、彼は決してチームをおとなしくさせようとはしなかった。彼は選手たちに守備へ戻るよう叫んでいた。だから我々は右サイドや中盤にまで戻るグリーズマンを見ることとなったんだ。彼がチームに与えたインテンシティーは信じられないものだね。フットボールについては、彼は本当に情熱的な男だよ。まるでまだ選手であるかのように見える」

　アンリ監督はこのように語り、シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードを絶賛した。敵将から贈られた最大級の賛辞。アトレティコ・マドリードはその言葉通り今シーズンのCLを制覇することができるだろうか。