[写真]=Getty Images
いよいよ今シーズン初めてのエル・クラシコが開催される。12月18日に行われるリーガ・エスパニョーラ第10節延期分で、バルセロナとレアル・マドリードが対戦。公式戦通算243回目となる戦いは、バルセロナの本拠地カンプ・ノウが舞台となる。
直近のリーグ戦は互いにドロー。勝ち点1ずつを積み上げた結果、同勝ち点での首位攻防戦となった。年内最後の大一番を制するのは果たしてどちらになるのか。決戦を前に、両チームのここまでの戦いとチーム状況をおさらいしておこう。
予想スタメン
バルセロナ
■リーガ・エスパニョーラ成績
16試合11勝2分3敗(1位)
● 0-1 アスレティック・ビルバオ(A)
○ 5-2 ベティス(H)
△ 2-2 オサスナ(A)
○ 5-2 バレンシア(H)
● 0-2 グラナダ(A)
○ 2-1 ビジャレアル(H)
○ 2-0 ヘタフェ(A)
○ 4-0 セビージャ(H)
○ 0-3 エイバル(A)
○ 5-1 バジャドリード(H)
● 1-3 レバンテ(A)
○ 4-1 セルタ(H)
○ 2-1 レガネス(A)
○ 1-0 アトレティコ・マドリード(A)
○ 5-2 マジョルカ(H)
△ 2-2 レアル・ソシエダ(A)
■チャンピオンズリーグ成績
《グループステージ成績》
△ 0-0 ドルトムント(A)
○ 2-1 インテル(H)
○ 2-1 スラヴィア・プラハ(A)
△ 0-0 スラヴィア・プラハ(H)
○ 3-1 ドルトムント(H)
○ 2-1 インテル(A)
⇒4勝2分0敗 グループF・1位
■主な負傷者
ウスマン・デンベレ、アルトゥール
■出場停止
なし
今シーズンはアスレティック・ビルバオとの開幕戦に敗れ、その後も昇格組のグラナダやレバンテに不覚をとったが、リーグ最速で10勝をマーク。チャンピオンズリーグでも“死の組”と言われるグループを無敗で突破するなど、変わらぬ強さを見せている。直近のレアル・ソシエダ戦は敵地でドロー。公式戦の連勝は「6」でストップしたものの、ジョルディ・アルバとネルソン・セメドの両サイドバックが戦列復帰を果たし、大一番をベストメンバーで迎えられるのは朗報だろう。予想されるスタメンで唯一、不透明なのが右サイドバックだ。復帰して間もないセメドか、それとも、レアル戦ここ7試合で6アシストを記録するセルジ・ロベルトか。エルネスト・バルベルデ監督の決断に大きな注目が集まる。とはいえ、ホーム開催のクラシコで求められるのは攻め勝つこと。リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマンの“MSGトリオ”は試合を重ねるごとに連携を深めており、この新生3トップの出来が勝利のカギを握るだろう。
レアル・マドリード
■リーガ・エスパニョーラ成績
16試合10勝5分1敗(2位)
○ 3-1 セルタ(A)
△ 1-1 バジャドリード(H)
△ 2-2 ビジャレアル(A)
○ 3-2 レバンテ(H)
○ 1-0 セビージャ(A)
○ 2-0 オサスナ(H)
△ 0-0 アトレティコ・マドリード(A)
○ 4-2 グラナダ(H)
● 0-1 マジョルカ(A)
○ 5-0 レガネス(H)
△ 0-0 ベティス(H)
○ 4-0 エイバル(A)
○ 3-1 レアル・ソシエダ(H)
○ 2-1 アラベス(A)
○ 2-0 エスパニョール(H)
△ 1-1 バレンシア(A)
■チャンピオンズリーグ成績
《グループステージ成績》
● 0-3 パリ・サンジェルマン(A)
△ 2-2 クラブ・ブルージュ(H)
○ 1-0 ガラタサライ(A)
○ 6-0 ガラタサライ(H)
△ 2-2 パリ・サンジェルマン(H)
○ 3-1クラブ・ブルージュ(A)
⇒3勝2分1敗 グループA・2位
■主な負傷者
マルコ・アセンシオ、ルーカス・バスケス、エデン・アザール、マルセロ
■出場停止
なし
今シーズンは、チャンピオンズリーグ(CL)の初戦でパリ・サンジェルマンに完封負けを喫するなどスタートダッシュに失敗。しかし、10月22日のCLガラタサライ戦から公式戦11試合連続無敗(8勝3分け)でクラシコを迎えた。直近のバレンシア戦は、終了間際にカリム・ベンゼマが同点弾を決めて劇的ドロー。この試合は公式戦3試合連続のアウェイゲーム、さらにバルセロナより1日短い“中2日”での一戦となるが、今のチームには逆境をはねのけるだけの勢いがある。前線では絶好調のベンゼマに加えて、負傷が癒えたギャレス・ベイルの先発復帰が濃厚。中盤では累積警告による出場停止を回避したカゼミーロが“門番”としてピッチに立つ。ただし、ジネディーヌ・ジダン監督は中盤の構成を変えてくる可能性があり、現在ブレイク中のフェデリコ・バルベルデをスタメンに抜擢して4-4-2のシステムで大一番に臨みそうだ。また、マルセロの負傷欠場が決まった左サイドバックに関しても、メッシ対策を考慮して、クラシコ未経験のフェルランド・メンディではなく、バレンシア戦でフル出場を果たしたナチョを起用することが濃厚となっている。ジダン監督にとっては、レアルの指揮官に復帰後、これが初めてのクラシコとなる。勝負師としての真価が再び問われる一戦でどんな采配を振るうのか。ベンチワークからも目が離せない。
(記事/Footmedia)
〇伝統の一戦クラシコ バルセロナ vs レアル・マドリード
12/18(水)深夜3:30~ 現地より生中継
〇久保建英のマジョルカや乾貴士のエイバル、ラ・リーガ2部などその他の放送カードはコチラ
By Footmedia