15歳と219日でデビューを果たしたロメロ [写真]=Getty Images
実に81年ぶりの記録更新となった。24日に行われたリーガ・エスパニョーラ第31節レアル・マドリード戦で、マジョルカのMFルカ・ロメロが83分から途中出場。“新メッシ”と呼ばれる同選手は15歳と219日でデビューを果たし、リーガ1部の歴代最年少記録を樹立した。
データ会社『OPTA』によると、これまでの記録は1939年12月にセルタのサンソンが残した15歳と255日。ロメロは36日更新したことになる。
では、このロメロとは一体どんな選手なのだろうか。スペイン紙『マルカ』や『ムンド・デポルティーボ』など複数メディアの情報をもとに、5つのトピックを紹介する。
■3カ国の国籍を所有
ロメロは2004年11月18日生まれ。リオネル・メッシがバルセロナでトップチームデビュー(2004年10月16日)を飾ってから、約1カ月後に誕生した。出身地はメキシコ。これは元プロサッカー選手である父(ディエゴ・ロメロ)が同国でプレーしているときに生まれたためだ。ただその父はアルゼンチン人で、祖父母の一人はスペイン人であることから、メキシコ、アルゼンチン、スペインの3カ国の国籍を所有する。
今のところアルゼンチンの年代別代表選手としてプレーし、U-17代表への招集歴がある。本人は「家族全員がアルゼンチン人だから、アルビセレステ(白色と空色)のユニフォームを着ることが夢」と、アルゼンチン代表でのプレーを希望しているという。双子のトビアスもサッカーをしており、ポジションはGK。いつの日かプロの舞台で“兄弟対決”が実現するかもしれない。
■バルセロナに来るのが早すぎた逸材
スペインにやってきたのは2007年。父が同国のクラブと契約したためだった。その後2015年に10歳でマジョルカの下部組織に入団し、今に至る。ただし、これほどの才能をほかのクラブが放っておくはずもない。マジョルカへの入団前にはバルセロナのテストを受けて高評価を得たという。
しかし、当時のロメロは7歳。バルセロナは家族と離れて選手養成所の「ラ・マシア」に入寮するのは10歳からと決めていた。そこでクラブ関係者は「バルセロナに引っ越してはどうか」と提案したものの、父の仕事の都合やFIFAの移籍ルールが障害となり、入団は実現しなかった。バルセロナに来るのが“早すぎた”のだ。
■元バルサの選手と共演済み
しかしながら、その数カ月後にはバルセロナの選手と思わぬ出会いを果たしている。2012年夏、地中海に浮かぶフォルメンテーラ島のビーチにいたのはダニエウ・アウヴェスだった。まだバルセロナの一員だったブラジル代表DFは、自身を追いかけてきたパパラッチに向かってこう言ったという。
「アイツの写真を撮れ。ヤツはレオ・メッシだ」
D・アウヴェスが指さした“アイツ”こそ、ロメロ少年だった。砂浜の上で見せる華麗なボールさばきは、メッシを彷彿とさせるものだったという。興味を抱いたD・アウヴェスは、そのままロメロとリフティングをして遊んだ。

レアル・マドリード戦でプレーするロメロ [写真]=Getty Images
■典型的なアルゼンチンの10番
では、ロメロはどんなプレーヤーなのか。レアル・マドリード戦は後半終盤からの出場でプレー機会がほとんどなかったので、関係者のコメントを紹介しよう。
マジョルカのアシスタントコーチを務めるダニ・ペンディンは「左利きで、スピードがあって、狡猾で、すばしっこくて、タフでもある。まさにアルゼンチンの10番という選手」としたうえで、「私はダビド・シルバを連想する」とマンチェスター・CのMFを比較対象に挙げた。
またU-15アルゼンチン代表でロメロを指導したアレハンドロ・サジェッセ監督は、「あらゆる面で素晴らしい少年だ」と人間性を高く評価。欧州生活が長いロメロを招集するにあたり、アルゼンチンで暮らすチームメイトとの関係構築が一つのカギになると思っていたそうだが、何の心配もいらなかったようだ。ただ“新メッシ”と呼ばれることについては注意が必要とし、「彼の証明書に書かれた名はルカ・ロメロであって、リオネル・メッシではない」と、安易な比較にくぎを刺している。
■気になる今後は?
マジョルカのビセンテ・モレノ監督も繰り返し言うように、ロメロはまだ15歳だ。日本で言えば、この春から高校生になったばかりだ。ただし、この逸材を手に入れようと複数のビッグクラブが触手を伸ばしており、マンチェスター・Uやユヴェントス、さらにバルセロナやアトレティコ・マドリードも関心を抱いているとされる。
もちろんマジョルカも、プロ契約が結べる16歳になるまで何もしていないわけではない。ロメロが家族と住んでいるアパートの家賃を負担し、さらに1000ユーロ(約12万円)程度の月給を支払っているという。ロメロ本人もマジョルカで成長することを第一に考えているそうだ。
とはいえ、将来のことは誰にも分からない。過去を振り返れば、マジョルカ出身のマルコ・アセンシオは18歳でレアル・マドリードと契約を交わした。一方で“メッシ2世”と呼ばれながら、大成することなく消えていった選手も数多く存在する。リーガデビューはあくまでキャリアの第一歩に過ぎず、この先長くトップレベルで活躍できるかどうかは、本人の努力と周囲のサポート次第と言える。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia