デラネイ、セビージャからホッフェンハイムへのレンタルが決定「自分の役割を全うしたい」

　ホッフェンハイムは30日、セビージャからデンマーク代表MFトーマス・デラネイがレンタル移籍にて加入することを発表した。契約期間は今シーズン終了時の2023年夏までとなっている。背番号は「17」に決まった。

　ドルトムントに在籍していた2021年以来のブンデスリーガ復帰が決まったデラネイは、ホッフェンハイムのクラブ公式HPを通してコメントを発表。「ホッフェンハイムに加入できて、そしてブンデスリーガに戻って来られて嬉しく思う。ここでクラブと共に成功を勝ち獲るため、自分の役割を全うしたい」と意気込んだ。

　今シーズンのブンデスリーガ第18節終了時点で、ホッフェンハイムは13位につけている。降格圏の16位ボーフムとは勝ち点差わずか「3」という状況だ。現在はブンデスリーガで8試合連続白星なしという状況が続いており、デラネイには即戦力としてチームを上昇気流に乗せる活躍が期待される。

　デラネイは1991年9月3日生まれの現在31歳。母国の名門であるコペンハーゲンの下部組織で育ち、2008－09シーズンにトップチームデビューを飾った。2017年1月にはブレーメンへと完全移籍。ブンデスリーガ初挑戦ながらも加入直後から主力に定着すると、2018年には完全移籍にてドルトムントへと加わった。ドルトムントでは負傷に悩まされる期間も少なくなかったが、3シーズンにわたって活躍。公式戦通算で88試合に出場して4ゴールを挙げた。2021年夏からは完全移籍で加入したセビージャでプレー。今季はここまで公式戦12試合のピッチに立っていた。

　また、デンマーク代表としても2013年10月にデビューを飾ると、2015年以降は主力に定着。FIFAワールドカップロシア2018では全4試合にスタメン出場し、母国の決勝トーナメント進出に貢献した。EURO2020でも全6試合に先発出場。準々決勝のチェコ代表戦では先制ゴールを挙げるなど、母国をベスト4へと導いた。FIFAワールドカップカタール2022のデンマーク代表メンバーにも選出され、グループD初陣のチュニジア代表戦にスタメン出場したものの、同試合でひざを負傷。以降は離脱を強いられていた。これまでにデンマーク代表通算で72試合出場7ゴールを記録している。