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久保建英は何度も好機に絡むも…ソシエダはカディスを攻略できず、スコアレスで3戦未勝利に

2023.03.04

ラ・リーガでは6試合連続の先発出場を飾った久保建英 [写真]=Icon Sport via Getty Images

 ラ・リーガ第24節が3日に行われ、レアル・ソシエダカディスが対戦した。

 2月の4試合は1勝1分2敗となかなか勝ちきれない試合が続いたレアル・ソシエダ。それでも、現在は3位とチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保しており、上位2チームとの勝ち点差を詰めていく3月としたいところだ。迎えた3月の公式戦初陣では残留争いに巻き込まれているカディスと対戦。カディスはホームゲームに限定するとクリーンシートでのラ・リーガ3連勝を飾っているものの、対照的にアウェイゲームでは3連敗中。苦手な敵地での一戦を克服できるかに注目が集まる。なお、レアル・ソシエダのスターティングメンバーには2月のクラブ月間MVPに選出された久保建英を筆頭に、ミケル・オヤルサバルマルティン・スビメンディらが入った。

 試合は立ち上がりからホームチームがボールを握る構図に。19分には右サイドからチャンスを創出。GKアレックス・レミロの鋭いパントキックが右サイドの久保へ渡ると、スピードアップして自らフィニッシュまで持ち込む。得意の左足で狙ったものの、シュートは枠を捉えきれない。対するカディスは25分、前線でルーズボールを拾ったゴンサロ・エスカランテが背後のスペースへ浮き球のパスを供給すると、抜け出したテオ・ボンゴンダがダイレクトでシュート。ここはジャストミートできなかった。

 45分にはこの日最初のビッグチャンスが到来。久保が敵陣左サイドでボールを奪うと、前を向いて中央へ斜めのパスを送る。オヤルサバルのスルーからカルロス・フェルナンデスにボールが渡ると、またぎのフェイントで対峙する相手との入れ替わりに成功。ペナルティエリア内に侵入して右足で狙ったが、シュートはゴール右へと外れた。

 後半に入っても試合の様相は変わらない。基本的にはレアル・ソシエダがボールを保持しながら相手の隙を探っていく。61分にはホームチームに動きが。C・フェルナンデスとブライス・メンデスを下げて、アレクサンダー・セルロートと負傷明けのダビド・シルバをピッチに送り出した。

 一方のカディスは67分、GKヘレミアス・レデスマのパントキックがワンバウンドして相手ペナルティエリアへ向かうと、抜け出したロジェール・マルティがGKをかわして右足で狙う。角度のないところから放ったシュートはポストに嫌われた。さらにこぼれ球を拾ったセルジ・グアルディオラからイバン・アレホが再びシュートを放つも、力がなくGKに阻まれる。

 81分にはレアル・ソシエダのセットプレーの場面でカディスのファリが敵と味方から挟まれる形で衝突し、プレー続行が不可能に。治療の関係でおよそ10分ほど試合が中断した。スコアレスで突入したアディショナルタイムには、左サイド深い位置に侵入したモハメド・アリ・チョーの折り返しが久保へ渡る。ペナルティエリア内フリーで左足を振ったものの、シュートはGK正面へ飛んでしまった。

 試合はこのままタイムアップ。レアル・ソシエダは最後までゴールをこじ開けることができなかった。1-1のドローで終わった前々節のセルタ戦、0-1で敗れた前節バレンシア戦に続き、これでラ・リーガ3戦未勝利に。久保はフル出場を果たした。一方、カディスはアウェイ戦での連敗を「3」でストップ。1-0と白星を飾った前節のラージョ・バジェカーノ戦に続き、2試合負けなしとなった。

 次節、レアル・ソシエダは9日開催のヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16ファーストレグのローマ戦を挟んで、12日に敵地でマジョルカと対戦する。一方、カディスは10日にヘタフェをホームに迎える。

【スコア】
レアル・ソシエダ 0-0 カディス

【得点者】
なし

By サッカーキング編集部

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