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西紙報道…バルサ会長がFIFAとUEFAに要請「司法手続き前のため、“ネグレイラ事件”の公式声明は控えて」

2023.04.07

バルセロナのラポルタ会長が、FIFAとUEFAに書簡を送付 [写真]=Getty Images

 バルセロナジョアン・ラポルタ会長が、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟UEFA)に対して、“ネグレイラ事件”について正式な裁定が下るまで、クラブに不利な先入観を与えるような言動をしないよう求めた。6日、スペイン紙『ラ・バングアルディア』が報じている。

 通称“ネグレイラ事件”とは、バルセロナがスペインサッカー連盟(RFEF)審判技術委員会(CTA)のホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ元副会長の設立した会社『Dasnil 95』に対して金銭を支払っていたとされる疑惑のこと。2月15日にスペインのラジオ局『カデナ・セール』が一報を伝えると、世界に衝撃が走った。

『ラ・バングアルディア』によると、ラポルタ会長はFIFAとUEFAに対して書簡を送った模様。書簡は、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長、UEFAアレクサンデル・チェフェリン会長に直接宛てられたものだという。ラポルタ会長は、クラブが司法手続きを控えているため、“ネグレイラ事件”に関してこれ以上公式な声明を出さないよう求めている。

 チェフェリン会長は、スロベニア誌『Ekipa』のインタビューで「バルセロナの状況は並外れて深刻である。私がサッカー界に関わってから、最も深刻なケースの1つだと思われるほどだ。UEFAにおいては、何事も時効になることはない」と発言するなど、バルセロナに何らかの制裁を加える可能性を匂わせている。

 一方、ラポルタ会長は、外部の法律事務所による内部調査が終了した時点で、10日に行われるラ・リーガ第28節のジローナ戦後に、“ネグレイラ事件”についての説明を行うことを発表している。

By サッカーキング編集部

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