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レアル新加入のホセルがベンゼマとの比較に「誰かの代わりをするためではない」

2023.06.21

自身の加入記者会見に臨んだホセル [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードへのレンタル移籍が決まったスペイン代表FWホセルが、古巣復帰の喜びを語った。20日、スペイン紙『アス』が同選手のコメントを伝えている。

 エスパニョールからレアル・マドリードへの移籍が決まったホセルは、自身の加入記者会見で、「このエンブレムを胸に着用することは、サッカー選手が経験できる最高の栄誉」と同クラブの持つ権威を強調。「妻と子供たちには申し訳ないけど…」と前置きした上で「人生で最も幸せな日の一つかもしれない。ここを離れるとき、人はいつも戻ってくることを夢に見る」と古巣に復帰できた喜びを表現した。

 また、自身と同じFWとして長らく活躍してきた元フランス代表FWカリム・ベンゼマと入れ替わる形で加入することに対しては、「僕は誰かの代わりをするためにここにいるのではない」と発言。「僕は自分の役割を果たして楽しむために、そして監督が求めていることを表現するためにここにいる。カリムのレベルは誰もが知っているが、僕は別の種類の仕事をするために来ている」と述べ、自身が“ベンゼマの代役”ではないことを強調した。

 現在33歳のホセルは、セルタの下部組織から2009年にレアル・マドリードのBチームに当たるカスティージャへ加入し、2011年にはトップチームデビューも経験。その後はドイツやイングランドでのプレーを経て、2022年からエスパニョールの一員に。迎えた今シーズンは、チームが降格の憂き目に遭ったものの、リーグ戦34試合で16得点をマークした。ラ・リーガのスペイン人選手ではトップのゴール数を挙げ、UEFAネーションズリーグを制覇した同国代表にも選出されている。

 絶対的なエースを失ったチームの中で、期待されるゴールを量産することができるのか。愛するクラブに帰還したベテランストライカーの活躍に注目だ。

By サッカーキング編集部

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