エンバペの去就は最終局面か [写真]=Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペの去就は、最終局面を迎えているようだ。11日付けで、スペイン紙『アス』が報じている。
昨夏にレアル・マドリード移籍が確実視されていたなかで、急転直下のPSG残留が決定したエンバペ。新たに2025年夏までの3年契約を締結したことで、今夏の移籍市場は比較的に“穏やかなバケーション”になることが見込まれてた。しかし先月、当初は『3年』と思われていた契約は『2年+1年延長オプション』という形態で、そのオプション行使の権利はエンバペ側にあることが明らかになった。さらに同選手は、オプション行使期限の2023年7月31日までにオプションを行使する意向がないことと、今夏のクラブ残留の意思を明言。これによりPSG側は、来夏でのフリー移籍を避けるために、今夏の退団か契約延長かの2択を突きつけたことが伝えられていた。
そんななかで『アス』は、「エンバペとPSGの一件に決着が付き、彼がマドリーに到着する可能性へのカウントダウンは加速する」と指摘。その理由として、PSGとエンバペの間に確執が生じていることや、クラブ上層部が同選手の後釜としてトッテナムに所属するFWハリー・ケインを注視していることを列挙している。
今現在、エンバペはアフリカ大陸で休暇中で、今月21日にPSGに合流予定という。一方で、クラブの会長職に就くナセル・アル・ケライフィ氏は、来る日本ツアーまでに、この一件を解決したいとのこと。そのため、「PSGは、彼が日本へと出発する7月22日を選手本人の将来を左右する重要な日と定めている」と『アス』は結論づけた。
果たして今夏、エンバペの物語は新章に突入するのだろうか。“Xデー”が迫っている。
By サッカーキング編集部
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