セビージャGKボノのサウジ移籍が決定的に [写真]=Getty Images
セビージャに所属するモロッコ代表GKボノ(ヤシヌ・ブヌ)に対して、アル・ヒラルが獲得オファーを提示したようだ。15日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
1991年4月5日生まれのボノは現在32歳。ウィダード・カサブランカの下部組織出身の“守護神”は2012年にジブラルタル海峡を渡り、スペインの首都マドリードに本拠を置くアトレティコ・マドリードのBチームに到着。その後はサラゴサとジローナを経て、2019年夏にセビージャに加入した。トマーシュ・ヴァツリーク(現:ハダースフィールド)、マルコ・ドミトロヴィッチのラ・リーガ屈指のGKとのポジション争いに競り勝ち、在籍4年でクラブ公式戦通算140試合に出場。2度のヨーロッパリーグ優勝に貢献するとともに、2021-22シーズンには『サモラ賞(ラ・リーガにおけるGK賞)」を初受賞していた。
そんなボノに対しても、昨今の移籍市場で活況を呈するサウジアラビからオファーが届いているようだ。『マルカ』によると、15日にネイマールを獲得したアル・ヒラルが次なる補強ターゲットとして狙いを定めている模様。すでに1900万ユーロ(約30億円)に変動要素を含むオファーを提示しており、セビージャ側がボノ売却に要求していた2000万ユーロ(約32億円)を超える金額になると報じている。
そしてボノ自身がセビージャ退団を決断し、クラブ側と話し合いをおこなったとのこと。今夏の移籍市場ではレアル・マドリードとバイエルンからも関心を寄せられ、後者はクラブ間交渉中だったが、同選手がアル・ヒラルのオファーに合意したようだ。
昨年11月に行われたカタールW杯ではモロッコ代表の正守護神としてアフリカ勢史上初の4強入りに貢献し、世界中にその名を知らしめたボノ。あれから8カ月、再びアラブの地に同選手が到着することが決定的になった。
By サッカーキング編集部
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