アスパスがベイガのサウジ移籍を語る [写真]=Getty Images
セルタの主将FWイアゴ・アスパスが、今夏の移籍市場で同クラブからアル・アハリ(サウジアラビア)へと移籍したMFガブリ・ベイガについて語った。13日、スペイン紙『アス』が伝えている。
今夏の移籍市場で“最大級の衝撃”を与えたのは、ガブリ・ベイガのアル・アハリ移籍だろう。ガリシア州生まれで、同州の雄でもあるセルタのカンテラ(下部組織)出身の“宝石”は、トップチームで初めてフルシーズンを戦い、公式戦40試合に出場し11得点4アシストを記録。生粋のスペイン人インテリオールらしい能力とミドルシュートという飛び道具を兼ね揃える21歳に対しては、レアル・マドリードやマンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンなど欧州ビッグクラブが目を輝かせ、とりわけナポリが獲得寸前にまで迫ったものの、最終的には移籍金3500万ユーロ(約55億円)でアル・アハリに加入した。
クラブ創設100周年という節目の年に、カピタンに就任したイアゴ・アスパス。『レビスタ・パネンカ』のインタビューに応じたセルタの“王様”は、ベイガの移籍について「フットボールの世界ではよくあることだ。周りは移籍先として別のタイプのクラブ、あるいはエリートクラブへのジャンプを期待していたのは事実」としつつも、「ただね、家族と彼自身がアラビアに行くことがベストだと考えていた。それに、クラブとしても昨今のフットボール界の現状を鑑みると、今となっては無視できない程のお金が入ってきている」と見解を示した。
また、アスパスは「彼が戻ってくるかどうかはわからないけど、移籍に費やした大金に対して、3年間という契約期間は短いもの。多くのカンテラーノが出発し、帰ってきたように、彼もいつかは戻ってくることを願っているよ」と明かしている。
かつて、セルタのカンテラからトップチームに昇格した“王様”は、一度クラブを離れたものの、再び故郷に帰ってきた。今ではクラブ最多得点記録者となったアスパスのように、いつの日か、ベイガも『バライードス(本拠地)』に帰郷することはあるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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