アントワープで不動の主軸に君臨するフェルメーレン [写真]=Getty Images
アトレティコ・マドリードが、今冬の移籍市場でロイヤル・アントワープに所属しているMFアルトゥール・フェルメーレンを獲得する模様だ。スペインメディア『RELEVO』が23日に報じている。
現在18歳のフェルメーレンはロイヤル・アントワープのアカデミー育ちで、2022年8月に行われたヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)予選でトップチームデビューを飾った。昨季後半戦からトップチームの中盤で不動の地位を確立し、公式戦通算で34試合出場1ゴール2アシストを記録。今季に入ってからも状況は変わらず、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)では21試合出場1ゴール2アシストをマークしており、チャンピオンズリーグ(CL)を含む全公式戦32試合にスタメン出場している。
各年代別のベルギー代表にも名を連ねており、昨年10月にはA代表デビューも飾った。そんな若き“逸材”には欧州のビッグクラブが熱視線を送っており、これまでにはアーセナルやバルセロナからの関心も報じられていた。しかし、フェルメーレンがステップアップ先として選んだのはアトレティコ・マドリードのようだ。
今回の報道によると、アトレティコ・マドリードとロイヤル・アントワープは、2200万ユーロ(約35億円)にボーナス300万ユーロ(約5億円)、合計2500万ユーロ(約40億円)という額で口頭合意に達したという。当初、アトレティコ・マドリードは1500万ユーロ(約24億円)での獲得を試みたものの、ロイヤル・アントワープはこの金額では首を縦に振らなかったようだ。残すは契約締結における詰めの作業のみとなっており、今後数日の間に正式発表される見通しだ。
今冬の移籍市場で、アトレティコ・マドリードは積極的な動きを見せている。フェルメーレンだけでなく、ラピド・ブカレストからルーマニア代表GKホラツィウ・モルドヴァンの完全移籍加入も決定的に。既に『RELEVO』によって、モルドヴァンがマドリードのバラハス空港に到着した様子が報じられており、23日にはメディカルチェックも通過したと伝えられていた。一方で、アルゼンチン代表FWアンヘル・コレアはサウジアラビア行きが取り沙汰されており、トルコ代表DFチャーラル・ソユンジュのフェネルバフチェ移籍、スペイン人DFハビ・ガランのレアル・ソシエダ移籍も間近に迫っている。
果たして、欧州のビッグクラブから注目を集めた18歳の逸材は、1月にラ・リーガへやって来ることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。
By サッカーキング編集部
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