2度目のセビージャ退団が決定したMFラキティッチ [写真]=Getty Images
アル・シャバブは30日、元クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチがセビージャから完全移籍加入することを発表した。契約期間は2025年夏までの1年半で、背番号は『30』に決定している。
在りし日にブロンズヘアーを靡かせながら『ラモン・サンチェス・ピスフアン』を駆け抜けた後、6年の月日を経て復帰した“司令塔”は、最も公式戦に出場した外国籍選手として最愛のクラブに名を刻み、2度目の別れを告げた。スイス生まれのクロアチア移民2世のラキティッチは現在35歳。バーゼルの下部組織出身で、2005年9月にトップチームデビューを果たして以降は、シャルケ、セビージャ、バルセロナでプレー。とりわけ、2011年冬から2014年夏までと、2021年夏から2024年冬までの計7シーズン在籍したセビージャでは、クラブ公式戦通算323試合に出場し51得点63アシストを記録。2度のヨーロッパリーグ優勝にも大きく貢献した。
現チームにおけるキャプテンクルーの一員として、重要な役割を担うラキティッチ。セビージャ側も、これまでの貢献度や求心力という面を考慮して、現役引退後のセカンドキャリアを同クラブで始められるように動いていると、スペイン紙『アス』は報じている。
ラキティッチが加入するアル・シャバブは首都リヤドに本拠を置き、1947年の創設以降にサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)を6度、国内カップ戦を3度優勝するなど、国内の強豪クラブだ。現在のチームを率いるのは“同胞”のイゴール・ビシュチャン監督で、今シーズンはSPL第19節終了時点で11位につけている。
By サッカーキング編集部
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