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デンベレが古巣バルセロナでの日々を回想「多くの苦しみを味わったし、非常に困難な時期も経験した」

2024.02.14

今季からPSGでプレーするデンベレ [写真]=Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWウスマン・デンベレが、古巣バルセロナでの日々を振り返った。14日、スペイン紙『マルカ』がフランス紙『ル・パリジャン』でのインタビューを引用しながら伝えている。

 現在26歳のデンベレは、母国フランスのレンヌでプロキャリアを歩み始めると、2017年8月にクラブ史上最高額の移籍金1億500万ユーロ(当時レートで約136億円)でドルトムントからバルセロナへと加入した。しかし、初年度から負傷に悩まされると、ピッチ外での問題も重なったことで、徐々に出場機会が減少。それでも、2021年11月に指揮官へと就任したシャビ・エルナンデス監督の下で復活を遂げ、2022-2023シーズンには公式戦35試合出場8ゴール9アシストを記録した。

 今シーズンからPSGに活躍の場を移し、ここまで公式戦25試合出場1ゴール7アシストの成績を残しているデンベレ。新天地で輝きを放つ同選手は、「PSGがタイトルを獲得することを期待している」と述べつつ、「現時点で僕たちは全ての大会で首位に立っている。目標はチャンピオンズリーグ(CL)決勝がある6月に、シーズンをできるだけ遅く終了させることだ。できるだけ多くのトロフィーを獲得して終了したい」と所属クラブでの野心を明かしている。

 また、今シーズンの開幕前にはブラジル代表FWネイマールなどが退団し、大幅なメンバーの入れ替えを行ったクラブの現状については、「クラブは再建中だ。常にベストを尽くし、決断力を発揮するように努めている」とコメント。PSGへの適応に対しては、「移籍してすぐに卓越した能力を発揮する選手もいれば、時間が必要な選手もいる」と説明しながら、「ドルトムントではすぐに爆発したし、バルセロナでは少しずつだった。パリでも同じで、ケガは少なかった。今はようやく自分自身を見つけたような気がする。でも、もっともっと決定的なプレーがしたいんだ」と自身の見解を明かしている。

 さらに、古巣バルセロナを「とても大きなクラブ」と表現。「しかし、PSGもまた巨大なクラブだ。正直なところ、気候を除けば僕にとって大きな変化はない」と主張した一方、「20歳の時、成長のためにバルセロナに来たんだ。バルセロナは、僕が公私ともに最も成長した場所だ。そこでは多くの苦しみを味わったし、非常に困難な時期も経験した」と苦労を口に。「そして年月が経つにつれて、少しずつ全てが良くなっていった」と自らにとって重要な時間であったことを強調した。

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By サッカーキング編集部

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