久保建英はパリ五輪出場するのだろうか? [写真]=Getty Images
レアル・ソシエダに所属するMF久保建英のパリオリンピック2024(パリ五輪)出場には、“待った”がかかりそうだ。
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップカタール2024で、8大会連続となる本大会出場を決めたU-23日本代表。3位決定戦で敗れ、メダルを逃した東京五輪の雪辱を誓う“若きサムライブルー”は、今回は招集を見送ったGK鈴木彩艶やMF鈴木唯人などの海外組を本大会では集結させたい意向とのこと。なかでも、目玉はレアル・ソシエダに所属する久保建英で、大岩剛監督は「久保は出たいと言っている。あとはクラブ次第」と明かしていた。
国際サッカー連盟(FIFA)の管轄外のオリンピックに対しては、各国代表の協会側に拘束力がなく、出場の可否は所属クラブとの交渉次第となる。久保の招集も例に漏れず、レアル・ソシエダの判断に左右されるが、パリへと送り出すことに難色を示している模様。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』によると、チュリウルディンのオフィスは、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイの3つのコンペティションに加え、今年1月にはアジアカップにも参加していることから、同選手にとって疲労の大きいシーズンになったことを理解しており、新シーズン開幕前にさらに消耗させるわけにはいかないと考えているようだ。
また、新チームへの合流が遅れることも要因という。2024-25シーズンのラ・リーガ開幕は8月16日に予定されている中、オリンピックの日程が7月24日から最大8月10日まで組まれているため、久保はプレシーズンの大半に参加できないことになる。レアル・ソシエダのロベルト・オラべSDは以前、「我々が彼の健康状態について考えるのは当然のことだ。今日のフットボールのスケジュールは非常にタイトなので、選手たちのケアを怠ってはならない」と同選手のパリ五輪出場に対する見解を述べていた。
今後は日本サッカー協会とレアル・ソシエダ間での交渉に移行していくわけだが、同紙は「タケ・クボが、2度目のオリンピック出場を希望する場合、クラブは選手本人と話し合いで折り合いを付けられるように努める」と指摘している。
By サッカーキング編集部
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