レアル・マドリードによって買い取りオプションを行使されたホセル [写真]=Getty Images
エスパニョールは27日、レアル・マドリードがスペイン代表FWホセルの買い取りオプションを行使したことを発表した。
現在34歳のホセルは、セルタの下部組織から2009年にレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)へと加入し、2011年にはトップチームデビュー。その後は、ドイツやイングランドでのプレーを経て、2022年6月にエスパニョールと3年契約を締結した。迎えた2022-23シーズンは、チームが降格となったなかでリーグ戦34試合出場16得点をマーク。古巣であるレアル・マドリードにレンタル移籍した2023-24シーズンは、途中出場が主ながら公式戦49試合の出場で17ゴール3アシストを記録し、クラブのラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ優勝に貢献した。
レンタル移籍によりレアル・マドリードで1年間を過ごしたホセル。昨夏に結ばれたクラブ間の契約には、150万ユーロ(約2億6000万円)の買い取りオプションが付帯していたが、今回レアル・マドリード側が同オプションの行使を決定した。エスパニョールはクラブ公式サイトで、「プロとしての新たな冒険での幸運を祈っている」と同選手に向けたコメントを発表している。
しかし、ホセルが来シーズンもレアル・マドリードでプレーする可能性は低いという。スペイン紙『アス』は、本人の希望によって同選手がカタールのアル・ガラファに売却される見込みであると主張。本来は買い取りオプションが行使されず、エスパニョール復帰後にアル・ガラファとの交渉が進められる予定だったが、同クラブが交渉を複雑化させることを恐れたホセルは、レアル・マドリードに買い取りを要請したようだ。
なお、移籍金はレアル・マドリードが買い取りオプションを行使した際に支払った金額と同じ150万ユーロ(約2億6000万円)で、契約期間は2年間である様子。“白い巨人”の一連の動きは、スペイン代表ストライカーの功績に感謝を示す意味合いが強いと同紙は指摘している。
By サッカーキング編集部
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