2大会連続出場となったE・ガルシア(後列左端)とミランダ(前列左端) [写真]=Getty Images
U-23スペイン代表のCBエリック・ガルシア(バルセロナ)と左SBフアン・ミランダ(ボローニャ/イタリア)の両選手が、パリオリンピック2024・男子サッカー競技での金メダル獲得を喜んでいる。
パリ五輪・準々決勝でU-23日本代表を、準決勝でU-23モロッコ代表を退け、2大会連続のファイナリストとなったスペイン。そんな“若きラ・ロハ”は9日、開催国のU-23フランス代表との決勝戦に臨むと、EURO組のMFフェルミン・ロペスとMFアレックス・バエナのゴールで、一時は3-1と2点のリードを得ることに成功した。が、意地を見せたフランスの猛攻に耐え切れずに、後半終了間際に2失点。延長戦に引きずり込まれる形に。それでも、途中出場のFWセルヒオ・カメージョが延長前半と後半に1ゴールずつを決めて、勝負あり。5-3の勝利を収めたスペインは、1992年のバルセロナ五輪以来となる金メダルを獲得している。
試合後、最終ラインのリーダーとしてターンオーバーしたエジプト戦を除き、5試合に先発フル出場したCBエリック・ガルシアは「目標は金メダルを獲得することだった。僕たちはこれに値する」と強調。続けて「難しい試合になることは分かっていたさ。相手の前線3人はとても良い選手だったから、いつものように苦しむことを強いられた」としつつ、「スタジアムの雰囲気? 彼らはホームでプレーしていて、サポーターに与えられた仕事はこのような雰囲気を作り出すこと。個人的には、先日の(モロッコ戦)の方が圧はあったと思うけど、パリでフランスと決勝を戦ったことは印象的な出来事になったよ」とフランス戦を振り返っている。
また、オーバーエイジ枠で参加した左SBフアン・ミランダは、表彰式後に自身の公式Instagramを更新。全6試合に出場し、フランスとの決勝戦でも左足のキックという武器からゴールを演出するなど、”助っ人”の役割を完遂した同選手は、金メダルを咥えた写真とともに「僕たちは黄金に輝く!!!!」と綴っている。
実は、銀メダルに終わった前回大会のメンバーでもあるE・ガルシアとミランダ。3年前の夏に“東京”に置いてきた忘れ物を、“パリ”の地で取り返した。
By サッカーキング編集部
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