バイエルン戦を振り返ったフリック監督 [写真]=Getty Images
バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、23日のバイエルン戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
23日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)第3節で、バルセロナはバイエルンと対戦。ラ・リーガ開幕10試合で9勝1敗の好成績を収めている“新生ブラウグラナ”にとって、ドイツの盟主を相手にする同試合は試金石となった中で、FWハフィーニャが開始1分の先制点を皮切りにハットトリックを達成した他、FWロベルト・レヴァンドフスキも恩返し弾を決めるなど、4-1で完勝。この強さが“本物”であることを証明した。
試合後、フリック監督は「信じられない。バイエルンはファンタスティックな選手を擁する素晴らしいチーム。このような試合に勝ったときは、祝福しないとね。土曜日の試合への自信にもなる」としつつ、「スタートは素晴らしく、その後に少し糸を切らして1-1とされたけど、良く挽回した。我々が目指していたのは、ファンタスティックなチームと戦い、勝利することだった。彼らを誇りに思う。チャンピオンズリーグでは、結末がどうなるか誰にもわからない。だから、この勝利はとても大きいんだ。我々は非常に良いプレーをした」と振り返った。
また、この運命の悪戯に微笑まれたカードにも言及。バイエルンの指揮官としてバルセロナを8-2で粉砕した“衝撃的”な試合から4年、今度はカタルーニャに居を構えるクラブの指揮官として、かつての古巣を倒したフリック監督は「ここに来ることができて本当にうれしい。過去を振り返るのではなく、今を生きるんだ」と強調。続けて「チームにはとても若く、クオリティの高い、優秀な選手が揃っている。誰もが準備できているし、出場すれば良いプレーができるだろう。(フレンキー・)デ・ヨング、ガビ、フェルミン(・ロペス)…が戻ってきた。我々は一歩一歩前進している」と語った。
シーズン3分の1付近が近づき、ここまでは順調に来ているフリック監督。ただ、ラ・リーガ奪還、10年ぶりのビッグイヤーを目指す同指揮官は「今は道のりの序盤に過ぎず、この先はとても長い。まだ始まったばかり。1試合1試合を大切にし、準備を進めてきた。とても誇りに思っているけど、これはまだ続き、土曜日には誰もが知っているクラブとのまた難しい試合を控えている。良いパフォーマンスを見せてくれることを期待しよう。今日は勇気を持ってプレーした。このチームには向上しようという意欲がある」と披瀝。続けて「試合に勝つのは、いつだって良いことだし、自信にもなる。我々の方が1日少ないけど、チームはしっかりと回復できると確信している。これはクラシコであり、戦う準備は万全にしなければならない」と今週末の大一番について述べている。
バイエルンを撃破し、期待感を高めるバルセロナ。26日に行われるレアル・マドリードとの“エル・クラシコ”も制することができるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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