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ホセルがレアル・マドリード退団を決断か…クラブは残留を熱望も、中東への移籍が決定的に

2024.06.25

23-24シーズンのホセルはレアル・マドリードのCL優勝に貢献 [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードに所属するスペイン代表FWホセルが、中東クラブへ移籍する意思を固めた模様だ。スペインメディア『マルカ』や『COPE』など複数のメディアが報じている。

 現在34歳のホセルはセルタのカンテラ(育成組織)で育った後、レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)入りを果たしたが、スペイン屈指の強豪でトップチームに定着することはできず、その後はドイツ、イングランド、スペインと国内外のクラブを転々とした。2022-23シーズンにはエスパニョールでラ・リーガ34試合に出場して16ゴールを記録。スペイン人のシーズン最多得点者に贈られる“サラ賞”を受賞していた。

 同シーズン、クラブは“セグンダ”降格の憂き目を見たものの、ホセル個人は若き日々を過ごしたレアル・マドリードへの復帰が決定。イングランド代表MFジュード・ベリンガムの存在もあって、シーズンを通してレギュラークラスとしてプレーしたわけではなかったが、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ退団後の“純粋な”ストライカーとして活躍し、途中出場が主ながら公式戦49試合の出場で17ゴール3アシストを記録。特に、チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝セカンドレグのバイエルン戦では、試合終了間際に劇的2ゴールを挙げ、2戦合計4-3での逆転勝利に貢献しただけでなく、通算15度目の“ビッグイヤー”を掲げる足掛かりを作っていた。

 今回の『マルカ』の報道によると、レアル・マドリードホセルのこのような活躍を高く評価。現在、エスパニョールからレンタル移籍加入中のホセルに対し、完全移籍での買い取りと1年間の契約を用意していたという。カルロ・アンチェロッティ監督もホセルを高く評価しており、残留を熱望していたが、ホセルは“心のクラブ”から離れることを決めたようだ。

 2024-25シーズンより、レアル・マドリードにはフランス代表FWキリアン・エンバペとブラジル代表FWエンドリッキが加入することが決まっている。ホセル自身は彼らと異なるタイプのため、新チームのなかでも存在感を発揮できると自負していた一方で、自身の出場機会が減少することも理解しており、新たなリーグへの旅立ちを選んだ模様。2023-24シーズン限りでの退団が既定路線になったという。

 今回の『COPE』の報道によると、ホセルはサウジアラビアもしくはカタールのクラブへの移籍に近づいているようだ。サウジアラビア方面では複数のクラブが名乗りを挙げており、レアル・マドリード時代と比較して給与が2倍以上に跳ね上がるオファーが用意されているとのこと。また、カタールでもアル・ガラファが獲得を画策していると報じられている。

 現時点で契約は締結されておらず、移籍先がどの国・クラブになるのかは、今後の交渉次第の見込みだ。ベテランとなってからレアル・マドリードに復帰し、“ジョーカー”としてラ・リーガとCL優勝に貢献したストライカーは、わずか1年でクラブを離れるのだろうか。

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By サッカーキング編集部

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