ユーロ2008で優勝に導き、胴上げされるアラゴネス氏 [写真]=Getty Images
元スペイン代表監督のルイス・アラゴネス氏が1日、75歳で死去した。
指揮官として、ユーロ2008でスペイン代表を44年ぶり2回目の大会制覇に導いた名将に対して、現在の代表チームを率いるビセンテ・デル・ボスケ監督と代表でキャプテンを務めるレアル・マドリードのGKイケル・カシージャスが、追悼のコメントを発表した。『UEFA.com』が伝えている。
デル・ボスケ監督は、アラゴネス氏の後を受け、2008年に代表監督に就任。「成功に満ちたスペインの一時代の基盤を築き上げたのは、間違いなく彼。豊富な経験を持つ指導者で、私も多くのときを過ごしたよ」と前任者への感謝を語った。
ユーロ2008当時もキャプテンだったカシージャスは、「監督在任中、ルイスはいくつかの決断をして、賭けに出ることでスペインをより良い方向に導いたね。2008年の功績には、感謝しなければならないよ。あの優勝がすべてを変え、その後の成功につながっているのだからね」とコメント。「僕らの世代に大きな影響を与えてくれた監督だった。みんなに慕われる、特別な存在だったよ」と故人を偲んだ。