イタリア代表はノルウェー代表に完封勝利 [写真]=Getty Images
ユーロ2016予選が9日に行われ、ノルウェー代表とイタリア代表が対戦した。
ブラジル・ワールドカップでグループステージ敗退に終わり、アントニオ・コンテ監督を招へいしたイタリアは、初陣となった4日のオランダ代表との国際親善試合では2-0の勝利を収めた。その試合のスタメンから2選手を変更。出場停止のクラウディオ・マルキジオに代えてアレッサンドロ・フロレンツィを、サルヴァトーレ・シリグに代えてジャンルイジ・ブッフォンをそれぞれ先発で起用した。
オランダ戦同様、中盤にアンカーを置く3-5-2で臨んだイタリアは立ち上がり、4-3-3のシステムを採用したノルウェーのハイプレスを受ける。しかし、10分を過ぎる頃には自陣に引いたノルウェーに対し、イタリアがポゼッションを高めていった。すると16分、最初のチャンスを得点に結びつける。左サイドのマッティア・デ・シリオが入れたクサビのパスをチーロ・インモービレがスルー。これを受けたシモーネ・ザザがボックス左に侵入し、豪快に左足を振り抜くと、ホーヴァル・ノルトヴェイトに当たったシュートがゴール左に突き刺さった。
失点を許したノルウェーは、1トップのジョシュア・キングを使って打開を図る。20、29分とそのキングがシュートを放ち、セットプレーを獲得してイタリアを揺さぶっていった。
一方のイタリアはレオナルド・ボヌッチを軸に安定した守備でノルウェーの攻撃を受け止めるも、2トップのスピードを生かしたカウンターになかなか転じることはできなかった。それでも前半終了間際に追加点のチャンスを迎える。カウンターを発動し、左サイドからの折り返しを最後はインモービレがボレー。しかし、シュートは枠を捉えきれず、前半は終了した。
迎えた後半、ノルウェーは前からプレスをかけていったもののボールを奪いきれない。そこで、50分にホーヴァル・ニールセンに代えてタリク・エリュヌシを左ウイングに投入し、流れを変えようとする。しかし、決定機を作り出すことはできなかった。
すると62分、ショートコーナーの流れからイタリアが追加点を奪う。途中出場したマヌエル・パスクアルが左サイドから鋭いクロスボールを上げると、ファーサイドでフリーとなったボヌッチがヘディングで叩き込んだ。
試合終盤はカウンターを狙うイタリアが完全に主導権を握り、81分にはミスパスをカットしたザザがGKと一対一になる。ループシュートはGKの好守によって阻まれたが、それでも2-0で試合を終わらせたイタリアは、ユーロ2016予選を白星でスタートした。
【スコア】
ノルウェー代表 0-2 イタリア代表
【得点者】
0-1 16分 シモーネ・ザザ(イタリア代表)
0-2 62分 レオナルド・ボヌッチ(イタリア代表)
(記事/超ワールドサッカー)