4ゴールを奪ったスペイン代表が勝利 [写真]=Getty Images
スペイン代表は12日、ユーロ2016予選グループC第3節でルクセンブルク代表とのアウェー戦に臨み、4-0で大勝した。
スペインは3日前にアウェーで行われたスロバキア代表戦を1-2で落とし、1勝1敗スタートとなった。勝利を取り戻したいスペインはスロバキア戦のスタメンから4選手を変更。ミスを犯したイケル・カシージャスに代えてダビド・デ・ヘアを起用した。
ジエゴ・コスタとパコ・アルカセルの2トップとする4-4-2で臨んだスペインが立ち上がりからポゼッションを高めていく。1トップのステファノ・ベンシのみを残して自陣に4-5の守備ブロックを作るルクセンブルクに対し、スペインはショートパスだけでなくロングフィードを使ってダイレクトにゴールへ向かっていった。
そして、ジエゴ・コスタを軸にシュートに結び付けていくと、27分に均衡を破る。セルヒオ・ブスケツのフィードをDFがクリアしたルーズボールを、ペナルティアーク右のダビド・シルバが豪快なシュートでゴール左に突き刺した。
その後もロングフィードでゴールに迫るスペインは31分、マルク・バルトラのフィードに抜け出したジエゴ・コスタがGKと一対一を迎えたが、シュートをミスしてしまう。さらに35分、ミドルパスをジエゴ・コスタがヘッドで逸らし、アルカセルがシュートに持ち込んだものの、ボールは枠を外れた。
再三のチャンスを決められず嫌な雰囲気になりかけていたスペインだったが、42分に追加点を奪う。右サイドでダニエル・カルバハルが仕掛け、ボックス右のシルバが折り返したクロスボールをアルカセルがダイレクトで流し込んだ。
2-0で迎えた後半も引き続き自陣に守備ブロックをつくるルクセンブルクに対し、スペインがボールを保持。シュートシーンこそ多く生み出せないものの、圧倒的なポゼッションでゆったりと試合を進めていく。そして69分、ついにジエゴ・コスタに代表初ゴールが生まれる。FKの混戦からバルトラのシュートのルーズボールをトラップして右足でゴールへ蹴り込んだ。
3点をリードしたことを受けて、ビセンテ・デル・ボスケ監督はシルバとアンドレス・イニエスタに代えてペドロ・ロドリゲスと代表デビュー戦となるフアン・ベルナトを投入。さらにジエゴ・コスタに代えてロドリゴを投入した。すると88分、ロドリゴのスルーパスに反応したベルナトがシュートを決めて4点目が生まれた。そのまま4-0で快勝したスペインが勝利を収めている。
(記事/超ワールドサッカー)
【得点者】
27分 0-1 ダビド・シルバ(スペイン代表)
42分 0-2 パコ・アルカセル(スペイン代表)
69分 0-3 ジエゴ・コスタ(スペイン代表)
88分 0-4 フアン・ベルナト(スペイン代表)