代表の公式戦初先発を喜ぶデ・ヘア [写真]=Getty Images
ユーロ2016予選グループC第3節が12日に行われ、スペイン代表はアウェーでルクセンブルク代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。この試合でレアル・マドリード所属のGKイケル・カシージャスに代わり先発出場した、マンチェスター・U所属のGKダビド・デ・ヘアが試合後のインタビューに応えた。スペインメディア『Football ESPANA』がコメントを伝えている。
カシージャスはスペイン代表のキャプテンであり、世界的な名ゴールキーパーとして知られるが、近年満足に試合に出場できておらず、不調を極めている。同選手は前節のスロヴァキア代表との試合でも、相手の強烈なフリーキックに対応できず先制点を許してしまった。スペイン紙『マルカ』は、同代表の正GKとして相応しいのはカシージャスとデ・ヘアのどちらかというアンケートを行い、83パーセントがデ・ヘアであると回答した。
そんな国民の期待を一身に受けての出場となったデ・ヘアは「僕はこのチームで心地よくプレー出来た。この勝利は重要だった」と語り、完封勝利に貢献した自身のプレーとチームの勝利を喜んでいる。
デ・ヘアにとってこの試合はスペイン代表の公式戦初出場となったが、これについて「多くの激励を受け、徐々に自信を得たから、難しくはなかった。出場する選手を決めるのは監督だ。出場したらいつも情熱を持ってプレーし、チームを助けなければならない。イケルも(自身の出場を)祝福してくれたんだ」とライバルのカシージャスからも祝福を受けていたことを明かした。
また、この試合で7試合目にしてスペイン代表初ゴールを決めたチェルシー所属のFWジエゴ・コスタについて「ジエゴ・コスタが決めてくれて嬉しいよ。彼が苦悩から解放されるには大事なゴールだった」とD・コスタにとっても重要な試合になったと語っている。