代表初出場でゴールを決めたベルナト(右)とアシストしたロドリゴ(左) [写真]=Getty Images
ユーロ2016予選グループC第3節が12日に行われ、スペイン代表はアウェーでルクセンブルク代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。この試合で同代表初出場を果たしたバレンシア所属のFWロドリゴと、バイエルン所属のDFフアン・ベルナトが試合後のインタビューに応えた。同日付のスペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
スペイン代表初招集を受けた両選手は、70分にベルナトが、82分にはロドリゴが途中出場し代表デビューを果たす。すると3-0で迎えた88分、ペナルティエリア右から切り込んだロドリゴがスルーパスを通し、走り込んだベルナトがゴール左に流し込み勝利を決定づけた。
巧みなドリブルからベルナトの得点を演出したロドリゴは「僕のキャリアの中でも最も重要な日の1つになった。素晴らしいデビューだったよ」と初めての代表戦で臆することなくプレー出来たことに歓喜を表している。
今後、代表に定着するにあたり、FWには多くのライバルが立ちはだかるが「今回代表に選ばれることが出来たので、次の目標は最高の選手たちに並ぶことだ。ここへ呼ばれたら最高のプレーを求められるから、今後も継続していいプレーをしていかなくてはならない」とこれからもクラブで活躍し、代表に定着するという目標を語った。
一方、デビュー戦で初ゴールを決めたベルナトは「夢みたいなデビューになった。代表初出場で初ゴールを決められたことを嬉しく思うよ」と自身の活躍ぶりを信じられない様子で振り返っている。
ベルナトは、バレンシア時代の元チームメイトのFWパコ・アルカセルが自身の代表チーム入りを助けてくれたことを明かした。同選手について「初めての代表だったけど、とてもやりやすかった。パコ・アルカセルに感謝しなくてはならないね。子供のころからお互いを知っているんだ。彼は“殺し屋”みたいにゴールを決めるね。今シーズンのバレンシアと代表での活躍は、彼がすごい選手であることを物語っているよ」と感謝するとともに、幼馴染の活躍を喜んだ。
スペイン代表は11月15日に、予選グループC第4節のベラルーシ代表戦を迎える。