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ドイツ、ホームで痛恨ドロー…終了間際にアイルランドに同点弾許す

2014.10.15

痛恨ドローに肩を落とすドイツ代表の選手たち  [写真]=Getty Images

 14日に行われたユーロ2016予選グループD第3節で、ドイツ代表アイルランド代表をゲルゼンキルヘンに迎えた一戦は、1-1で引き分けた。

 世界王者ドイツは3日前に敵地で行われたポーランド代表戦では同国相手に史上初の敗戦を喫し、1勝1敗スタートとなった。勝利を取り戻したいドイツは、その試合のスタメンから2選手を変更。インフルエンザのアンドレ・シュールレ、負傷したクリストフ・クラマーに代わって、ユリアン・ドラクスラーとマティアス・ギンターをそれぞれ起用した。

 一方、アイルランドは3日前に行われたジブラルタル代表戦を7-0で大勝。2連勝スタートを切っている。その試合のスタメンから3選手を変更。アイデン・マクギーディやロビー・キーン、ジョン・オシェイといった主力を起用した。

 開始5分にエリック・ドゥルムのバー直撃の強烈なドライブシュートでゴールに迫ったドイツが、自陣にフラットな4-4の守備ブロックを形成するアイルランドを押し込みにかかった。ハーフコートで試合を進めるドイツは右サイドのカリム・ベララビの単騎突破を起点に打開を図ろうとするものの、スペースを消して守備に徹するアイルランド相手になかなかシュートを放つことができない。

 前半の半ばにかけても圧倒的なポゼッションを誇るドイツだったが、トーマス・ミュラーマリオ・ゲッツェが中央でボールを受けられず、アイルランドの強固な守備ブロックを攻略できない状況が続いた。一方、集中した守備でドイツの攻撃を封じ込めるアイルランドは、ゴールの匂いこそ感じられなかったものの、集中した守備を続けてスコアレスで前半を終えた。

 後半からギンターに代えてルーカス・ポドルスキを投入したドイツは、4-1-4-1の布陣に変更。アンカーにトニ・クロースを配してその両脇にポドルスキとドラクスラーを置き、両ワイドにベララビとゲッツェを配した。その後半もドイツがハーフコートゲームを展開すると、53分にクロースのロングフィードをボックス右で受けたベララビがシュートに持ち込んだが、GKフォードにセーブされる。さらに56分、FKの流れからマッツ・フンメルスがボレーシュートを放ったが、これはミートしきれなかった。

 それでも、63分にキーンを下げてダーロン・ギブソンをセンターハーフに投入し、守備に比重を置いてきたアイルランドに対して、ドイツは71分に均衡を破る。ゴール正面の位置でボールを持ったクロースの放ったミドルシュートが、左ポスト内側に当たってゴールに吸い込まれた。

 その後もドイツがボールを保持して試合をコントロール。85分にこそ途中出場のウェズレイ・フーラハンに決定的なシュートを打たれたものの、エリク・ドゥルムが好ブロックで阻止し、1-0で逃げ切るかに思われた。

 ところがアディショナルタイム4分、粘るアイルランドの前に同点ゴールを許してしまう。スローインの流れから右サイドのフーラハンが上げたクロスをファーサイドのジェフ・ヘンドリックが折り返すと、パワープレーで前線に上がっていたオシェイがダイレクトで合わせてゴール右に流し込んだ。終了間際の同点被弾によって、ドイツがホームで勝利を逃し、試合は1-1-の引き分けに終わっている。

【スコア】
ドイツ代表 1-1 アイルランド代表

【得点者】
1-0 71分 トニ・クロース(ドイツ代表
1-1 94分 ジョン・オシェイ(アイルランド代表)

(記事/超ワールドサッカー)

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