国際親善試合のアルメニア代表vsフランス代表が14日に行われ、3-0でフランス代表が快勝した。
11日に行われたポルトガル代表との親善試合を2-1で制したユーロ2016開催国のフランスは、同試合から先発8人を変更。カリム・ベンゼマやポール・ポグバ、マテュー・ヴァルブエナといった主力が先発を外れ、クリストフ・ジャレやディミトリ・ペイェ、アンドレ・ピエール・ジニャクら国内組が起用された。
エースのヘンリク・ムヒタリアンを負傷で欠くアルメニアを相手に序盤から攻勢を見せるフランスは、開始8分に早くも先制点を奪う。ジェレミー・マテューのフィードに抜け出したジニャクがボックス右からグラウンダーの折り返しを送ると、これをロイク・レミーがワンタッチで流し込んだ。
早い時間にリードを奪ったことで気が抜けたのか、やや緩慢な対応から10分過ぎに続けてピンチを招いたフランスだったが、ここはGKスティーヴ・マンダンダのファインセーブで凌ぐ。すると、20分には再びジニャクのお膳立てからレミーに決定機が訪れるが、ボックス左で放ったシュートは右ポストを叩いた。その後も試合をコントロールしたフランスは、1点リードで試合を折り返した。
迎えた後半、フランスはゲームキャプテンのブレーズ・マテュイディをベンチに下げてポグバを後半の頭からピッチに送り出した。すると、そのポグバが早速仕事を果たす。
55分、ボックス付近でムサ・シソコからパスを受けたポグバが軽やかなステップでDFをかわしゴール前に抜け出すと、相手DFが足をかけてしまい、フランスにPKが与えられる。これをジニャクが冷静に決めた。
その後、アントワーヌ・グリエスマンやヴァルブエナといった主力を投入したフランスは、試合終盤の83分にもジニャクの絶妙なスルーパスに抜け出したグリエスマンがGKとの1対1を制し、試合を決める3点目を奪った。ジニャクの全ゴールに絡む大活躍でアルメニアを退けたフランスが、敵地で完勝した。
【得点者】
0-1 8分 ロイク・レミー(フランス代表)
0-2 55分 アンドレ・ピエール・ジニャク(フランス代表)
0-3 83分 アントワーヌ・グリエスマン(フランス代表)
(記事/超ワールドサッカー)