憧れの存在としてコービー(左)とマルディーニ(右)を挙げたキエッリーニ [写真]=Getty Images
イタリア代表は16日、ユーロ2016予選でクロアチア代表と対戦する。15日、ユヴェントスに所属するDFジョルジョ・キエッリーニが、前日会見に臨んだ。同日付のイタリアメディア『メディアセット』がコメントを伝えている。
グループHで現在2位のイタリア代表は、1位クロアチアとの首位決戦を迎える。ホームでの負けられない一戦を前に緊張感が高まっていると思いきや、キエッリーニは場を和ませるような、幼少期の話を語りだした。
子どもの頃の夢について「子どもの頃はバスケットボール選手になりたかったんだ。学校の友達とよくやっていたしね。残念ながら僕はバスケを続けるには身長が小さかったんだよ。でもおかげで今はサッカー選手になれたね」と語り、自身にとってサッカーは望んだスポーツではなかったことを明かした。続けて、「僕にとってバスケのヒーローはコービー・ブライアントだよ。でもサッカーをやる上で、僕のアイドルはパオロ・マルディーニだった」と、それぞれのスポーツにおける英雄の名前をあげ、手本としたことを語っている。
また、これまで所属した3チームについて「リヴォルノは僕の故郷。フィオレンティーナでは大きく成長できた。そしてトリノは今、僕の街だ。きっと10年後もね。すべてが大好きなんだ。クラブからファンにいたるまで何もかもね」と、それぞれのクラブの思い出を振り返った。
プレースタイルからは想像がつかないものの、キエッリーニはイタリアのサッカー選手では非常に稀な大卒選手でもある。サッカー選手になれなかった場合の自身について訊かれ「もしサッカー選手として成功していなかったら、僕は医学について勉強をしていたと思う」と、自身の専攻した経済の分野ではなく、医学に興味を持っていることを明かしている。