カジェホン(右)に指示を出すデル・ボスケ監督(左) [写真]=Getty Images
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督が、スペインのラジオ局『オンダ・セロ』で「ジエゴ・コスタとセスクが戻ってきた時に、彼らのポジションを他の選手が占めていることもある。これは脅しではなく、事実だ」と話した。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
スペイン代表は15日に行われたユーロ2016予選でベラルーシ代表と対戦し、3-0で完勝。レアル・マドリード所属MFイスコが代表初得点を決めるなどすばらしいプレーを見せ、ユヴェントスFWアルバロ・モラタとナポリFWホセ・カジェホンが代表デビューを果たした。同試合では、バルセロナMFアンドレス・イニエスタとマンチェスター・CのMFダビド・シルバが負傷のため欠場。チェルシーに所属するFWジエゴ・コスタは恥骨痛のため招集が見送られ、同MFセスク・ファブレガスも当初は招集されていたものの、負傷離脱していた。
以上の通り、今まで同代表を支えた選手が不在ながらも好パフォーマンスで勝利したスペイン。ポジション争いが激化するだろうと地元メディアは伝えており、それを裏づけるコメントをデル・ボスケ監督は発した。
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督の強い意向もあり、代表招集が見送られたジエゴ・コスタ。代表では結果を残せていない同選手が不在の間に、バレンシアFWパコ・アルカセルらがポジションを奪うのではないかと議論のテーマにもなっていた。
デル・ボスケはこう話す。
「選手全員がスペイン代表に来たがっている。私の責任はいつも正常を保つことで、私たちのサッカーにとって最良のことを見つけ出すことだ」
ブラジル・ワールドカップのメンバーから11名が入れ替わった新しいスペイン代表。新たなチームについて同監督は、以下のように続けた。
「シャビ、シャビ・アロンソ、(ダビド)ビジャ、もしくは(フェルナンド)トーレスのなし遂げたことを繰り返すのは難しいが、すばらしい選手たちがやって来た。楽観的に考えなければいけない」