ドイツ代表は、7日に行われるユーロ2016予選でスコットランド代表と対戦する。ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーヴ監督と同代表GKマヌエル・ノイアーが6日、同試合の前日会見に応じ、スコットランド代表を警戒していると明かした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
4日、ユーロ予選のグループでは、スコットランド代表がグルジア代表と対戦し、0-1で敗れるという波乱が起きた。その結果、スコットランドはアイルランドに勝ち点「1」差を付けられ4位に後退。一方、ブラジル・ワールドカップ王者のドイツはホームで行われた試合でポーランド代表を3-1で下し、首位に浮上している。
レーヴ監督は、「ハムデンで試合をするのは初めてだ。選手としても監督としても行くチャンスに恵まれなかった。だから、楽しみにしている。スコットランドの選手だけではなく、スコットランド人のプライドと情熱が溢れている特別な雰囲気だからだ」と、グラスゴーにあるハムデン・パークでの対戦を楽しみにしていると話した。
しかし同監督は、ゴードン・ストラカン監督率いるスコットランド代表を警戒していると明言。「結果に選手や監督が失望するのは分かる。だが、それこそが、彼らをさらに危険なチームにするのだ。グルジア戦から気持ちを素早く切り替えて、仕切り直しをしたいと思ってくるだろう。対戦相手がドイツだろうがイングランドだろうが他のトップクラスの対戦相手でも、スコットランドはキックオフから最後まで全てを投げうって戦ってくるよ」と対戦相手を分析している。
さらに、「大観衆が一丸となってチームの背中を推すだろう。スコットランドは大観衆の中で最後のチャンスをかけて戦うチームだ。順位はポーランドとアイルランドより下になったが、全力で来るだろう」とホームのスコットランドに警戒を強めた。
また、バイエルン所属のGKマヌエル・ノイアーにとっても、ハムデン・パークでのプレーは初めてとなる。同選手も記者会見で、「ハムデン・パークで試合をしたことがない。初めてなので楽しみだ。素晴らしいスコットランドのサポーターを見られるんだね。感動的なシーンになるだろうし、サポーターはチームを後押しするだろう」と話した。
そして、「僕はグルジア戦の敗戦が関係ないと思っている。スコットランドは負けを取り返そうと全力で戦ってくるだろう。アウェーで敗れてがっかりしている。でも、何度かパンチをくらったボクサーみたいに戦ってくるだろう。サポーターにいいプレーができるところを見せたいと必死になっているはずだ」とレーヴ監督と同様にスコットランド戦に向け、油断のないところを見せた。