レアルに復帰したロシア代表MFチェリシェフ(右) [写真]=Real Madrid via Getty Images
現在、ユーロ2016予選を戦っているロシア代表に合流中のレアル・マドリードMFデニス・チェリシェフが、現地6日付の母国紙『Sport Express』とのインタビューで、現在の状況について自身の見解を示した。
セビージャおよびビジャレアルでの2年間のレンタル移籍を経て、この夏レアル・マドリードに復帰したものの、同じポジションにはチームの絶対的エースであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがいるため、出場機会が得られていないチェリシェフ。「僕はレアル・マドリードの一員としてプレーしたい。それは人生における夢だからね」との熱意を述べると同時に、ポジションを変更してでもプレーをする意思があることを明らかにした。
「ラファエル・ベニテス監督は僕を中盤の左サイドの選手として見ていると思っている。また、自分としても攻撃的なポジションの方がやり易い。左サイドバックについては監督とは話をしていないし、あのポジションは(アルバロ)アルベロアやナチョ・フェルナンデスといった選手もこなせる。だが、チームが必要とするならば、自分がサイドバックでプレーすることに問題はない」
チェリシェフはその一方で、C・ロナウドの良い所を盗みながら、選手として成長していくとの意欲も表している。
「自分のポジションにはクリスティアーノがいることは分かっているけれども、僕は誰に対しても恐れは抱いていない。むしろ今は、世界最高峰の選手である彼のプレーから学んでいるところだ。もちろん、彼にしかできないドリブルを自分ができるようになるなどとは思っていないし、プレーそのものをコピーするつもりもないが、いくつかの点を参考にさせて貰っている。僕としては自分に適した形で成長を続け、訪れた出場機会を生かせるよう努めるまでだ」