FWベンゼマ(右)と交代するFWジルー(左) [写真]=Getty Images
フランス代表は、7日に行われた親善試合でセルビア代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。試合後、フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、この日低調なパフォーマンスを見せて、サポーターからブーイングを浴びたアーセナル所属のFWオリヴィエ・ジルーを擁護している。イギリス紙『デイリーメール』が同日に伝えた。
ユーロ2016開催国であるフランスは同試合、パリ・サンジェルマン所属のMFブレーズ・マテュイディが9分、25分にゴールを奪い2点先行。39分に失点するが、そのまま試合は終了し、2-1で勝利を収めた。
この日、先発出場したジルーだったが、数多くの得点チャンスにミスを犯し不発。サポーターからはヤジやブーイングを浴びせられ、後半途中でレアル・マドリード所属のFWカリム・ベンゼマと交代になった。
デシャン監督は試合終了後、「ジルーは試合を助けていた。しかし、運に恵まれなかった。ゴールキーパーが素晴らしいセーブをしていた」とジルーを擁護。「3回はチャンスがあった。1本は枠に飛ばなかった。ヘディングシュートは惜しかった。もっと効率よく決められたら、得点力は上がるだろう」と続けた。
さらに同監督は、 「彼の役割として、シュートはたくさん打っている。私は攻撃的なポジションの3人には自由を与えているが、バランスを取る必要がある。もちろん、ジルーは分かっている。効率が悪いことを、真っ先に嘆いているのは彼だ」と明かすと、「でも、シュートが決まらないということは時には起きる。オリヴィエでなければ、カリムに起きたかもしれない」と、誰にでも起こりうることだと語った。
フランス代表は、10月8日にホームでアルメリア代表と対戦する。