デル・ボスケ監督はユーロ後の退任を示唆した [写真]=Getty Images
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は現地11日、スペインの『Radio MARCA』とのインタビューに応じ、自身の去就について含みのある発言を行った。
2008年のユーロ(欧州選手権)優勝を置き土産に勇退したルイス・アラゴネス前監督の後を受け、スペイン代表の指揮官に就任すると、2010年のワールドカップならびに2012年のユーロを相次ぎ制覇するなど、前任者以上の好成績をもたらしてきたデル・ボスケ監督。しかし、2014年のW杯でグループリーグ敗退に終わって以降は、続投か退任かで周囲の意見も大きく割れている。
これまでも2016年のユーロ終了後の退任をほのめかす発言をしてきたデル・ボスケ監督は、自身の引き際は既に心の中で決めているという。
「私は既に決断を下している。それは時が来れば自ずと分かることだ」
同大会に向けたテストマッチとして、現地13日にはホームでイングランド代表と、続く17日にはアウェーでベルギー代表と、それぞれ国際親善試合で対戦するスペイン代表。デル・ボスケ監督は、しかるべきタイミングで指揮官交代を行うことができれば、チームにとってプラスに働くとの見解を示した。
「スペイン代表にとって私が去るのは悪い事ではない。最も悲しむのは私自身だ。代表は今後、舞台を整えて新鮮な指揮官を迎える機会を得ることになるだろう」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト