38歳GKブッフォン。イタリア代表では通算156試合に出場している [写真]=Bongarts/Getty Images
ユヴェントス所属のイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、世界各国の通信社との共同インタビューで、来月10日に開幕するユーロ2016に向けた展望を披露した。
まず、今大会の優勝予想を求められたブッフォンは、本命として3チーム、伏兵として1チームを挙げた。
「スペイン、ドイツ、フランスが優勝候補の最有力だと思っている。これには疑いの余地はないだろう。その次に、サプライズとしてベルギーが挙げられるだろう。才能豊かな選手が揃った世代で構成されている彼らは、注目すべき存在だ」
現地16日に発表されたユーロ2016に向けたメンバー候補には、ユヴェントスが21日にコッパ・イタリア決勝に臨むため選ばれなかったものの、最終メンバーには入ることが確実なブッフォン。イタリア代表が苦戦を強いられることを予想しながらも、歴史的に逆境で成功を収めてきたという実績に期待を寄せた。
「イタリアは少し難しい状況にある。なぜなら、僕らは順風満帆な時期にいないうえ、(クラウディオ・)マルキージオと(マルコ・)ヴェラッティという重要な2選手を負傷で欠いているからだ。しかし、イタリアはいつも困難な時期には立ち上がり、まさに大きな事を成し遂げてきた。それゆえ、僕らが自信を欠くということはない。チームには素晴らしい監督がいるし、どこにも負けないという誇りやユーロを最高の大会にするという意欲がある」
ブッフォンはその一方で、指摘されているチームのタレント不足を解消するための一案として、2006年のドイツ・ワールドカップで優勝を分かち合ったローマのFWフランチェスコ・トッティの代表復帰を掲げた。
「自分が監督ならトッティをユーロに連れて行くね。彼のような選手ならどの大会にも連れて行くさ。彼はいかなる瞬間でも試合を決めることができる天賦の才を持った選手だ。彼ほどのクオリティを持った選手はそうそういない」
By WOWOW