2ゴールを挙げたFWノリート(中央) [写真]=Getty Images
国際親善試合が29日に行われ、スペイン代表とボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表がスイスで対戦した。
スペインはDFマルク・バルトラ(バルセロナ)やMFセスク・ファブレガス(チェルシー)、FWアリツ・アドゥリス(アスレティック・ビルバオ)らが先発メンバーに名を連ねた。一方のボスニア・ヘルツェゴヴィナは、MFミラレム・ピアニッチ、FWエディン・ジェコ(ともにローマ)らが先発出場した。
先制したのはスペインだった。11分、左CKをショートコーナーを選択したセスクのクロスは相手DFにカットされたが、こぼれ球にノリートが反応。ペナルティーエリア左側で前を向き、ゴール右隅へ右足シュートを決めた。さらに18分には右サイドからの攻撃でノリートがこぼれ球を拾い、ペナルティーエリア右側でボールキープ。パスの選択肢を探しつつタイミングを計ってループシュートを放つと、鮮やかな軌道のボールがゴールへ吸い込まれた。
ノリートの2ゴールでリードを広げたスペインに対し、ボスニア・ヘルツェゴヴィナは29分に反撃。右CKからエミル・スパヒッチが打点の高いヘディングシュートを決めた。前半は2-1で終了した。
後半開始時から、スペインはペドロ・ロドリゲスとデニス・スアレスを投入。60分にはディエゴ・ジョレンテらをピッチに送り出した。2-1のまま終盤へ推移したが、後半アディショナルタイムにペドロが3点目を記録。イニャキ・ウィリアムスのミドルシュートを相手GKが弾いたところを詰めてゴールネットを揺らした。
試合は3-1で終了。スペインが3ゴールを挙げてボスニア・ヘルツェゴヴィナに快勝した。スペインは6月1日に韓国、7日にはジョージアとの国際親善試合を行う。ユーロ2016ではグループDに所属し、6月13日の初戦でチェコ、同17日の第2戦でトルコ、同21日の第3戦でクロアチアと対戦する。
一方のボスニア・ヘルツェゴヴィナはキリンカップサッカー2016出場のため、来日する。6月3日の準決勝でブルガリア代表と対戦。7日には日本代表もしくはデンマーク代表と激突する。日本代表との対戦が実現した場合、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督にとっては母国との一戦となる。
【スコア】
スペイン代表 3-1 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表
【得点者】
1-0 11分 ノリート(スペイン代表)
2-0 18分 ノリート(スペイン代表)
2-1 29分 エミル・スパヒッチ(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表)
3-1 90+5分 ペドロ・ロドリゲス(スペイン代表)
By サッカーキング編集部
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